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米Apple(アップル)が2021年10月に発売した新型ノートパソコン「MacBook Pro」の特徴の1つは、ミニLEDバックライトを搭載した液晶ディスプレーを採用した点にある。今回「MacBook Pro 16インチモデル(M1 Max搭載)」を分解し、搭載されたミニLEDバックライトを分析した。液晶ディスプレーモジュールに実装されていたのは、21年5月に発売されたiPad Proに搭載のものとほぼ同一だった。
前回、熱設計の分析記事で紹介した米Apple(アップル)の新型ノートパソコン「MacBook Pro 16インチモデル」(以下、MacBook Pro)の液晶ディスプレーのミニLEDバックライトを分析してみた。
Macbook Proは、Appleが21年5月に発売した新型「iPad Pro」の12.9インチ版(以下、iPad Pro(2021))に続く、ミニLEDバックライトを搭載した2製品目となる。変化があるのか気になるところだ。
液晶ディスプレーモジュールを取り外す
本体の裏蓋を開けて内部を見ると、ディスプレーのヒンジのある背面部に、ディスプレー接続用と見られるフレキシブル基板とコネクターが2カ所あった。場所は、ちょうど左右の排気口と中央の吸気口の間に当たる部分である。コネクターが外れないようにするためか、金属製の薄い板で押さえてネジ止めされていた。
コネクターやヒンジを固定するネジなどを取っていくと、ディスプレーモジュールを取り外せるようになる。外側カバーのきょう体ごと取り外せるため、iPad ProやiPhoneでディスプレーモジュールを取り外すよりも簡単である。
逆に、ディスプレーモジュールの液晶部分を切り離し内部の拡散シートなどを取り出す際には、ディスプレーモジュールの枠となる、このきょう体が邪魔になる。まずヘラを差し込める隙間がないため、ヒートガンで温めて接着剤を溶かし吸盤を使って引っ張りながら、わずかな側面の隙間にカッターナイフを差し込んで無理やり切れ込みを入れていく。なんとか亀裂が入りながらも液晶部分を切り離すことができた。
からの記事と詳細 ( iPad Proと同じミニLED現る、MacBook Pro採用で量産効果を狙う - ITpro )
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