Pages

Tuesday, May 17, 2022

ミニ木落し「最高」」「一生忘れない」…御柱祭の下社里曳き - 読売新聞オンライン

 諏訪大社御柱祭の下社 里曳さとび きが14日始まり、長野県下諏訪町郊外の出発地点「 注連掛しめかけ 」に安置されていた春宮一~四、秋宮一~四の全8本が各社境内に向けて き出され、春宮の4本は同日中に約1・3キロ離れた境内に到着した。前日からの雨で足元がぬかるむ中、氏子らは人力で柱を運ぶ喜びをかみしめていた。

 下社里曳きでは、注連掛から 曳行路えいこうろ の国道に出る時と春宮の境内に入る時の2か所に「ミニ木落し」と呼ばれる見せ場がある。午前8時過ぎ、 木遣りきや を合図に春宮一が8本の先陣を切って出発。曳き手が慎重に綱を動かし、ゆっくりと坂を滑り降りた。

 岡谷市木遣団員(20)は「けがなく無事に木落しができるよう祈って声を出した」と、国道に出た柱を見てほっとした表情を見せた。

 春宮一は正午過ぎに境内の坂に到着。注連掛直後の坂より長い急坂を氏子を乗せて一気に下った。山出しでは木落しが中止されただけに、先頭に乗った男性(39)は「春宮一の名に恥じないように乗った。一生忘れることのない御柱祭だ」と感慨深げだった。

 見学した岡谷市の会社員(37)は「きれいに落ちて最高だった」と興奮した様子。夫婦で旅行中に立ち寄った京都市の自動車販売の男性(60)は「氏子のかけ声に雰囲気があって良かった。荘厳な感じで、見ることができて御利益がありそう」と喜んでいた。

Adblock test (Why?)


からの記事と詳細 ( ミニ木落し「最高」」「一生忘れない」…御柱祭の下社里曳き - 読売新聞オンライン )
https://ift.tt/pj47f2n

No comments:

Post a Comment