「ランドクルーザー」シリーズといえば、高い悪路走破性で支持を集める本格四輪駆動車ですが、その弟分ともいえる小型版「ランドクルーザーミニ」が登場するのではと、SNSなどを中心に話題です。どのようなクルマなのでしょうか。
噂の新型「ランクルミニ」は現代版「ランクル40」となるのか!?
トヨタは2023年8月に、それまでの「ランドクルーザープラド」に代わるオフロード4WDの後継モデルとして新型「ランドクルーザー250」を世界初公開し、同時に「ランドクルーザー70」の国内再導入を発表しました。
この際、もうひとつのランドクルーザーとして新型「ランドクルーザーミニ(仮称:以下、新型ランクルミニ)」の存在が示唆されたことから、SNSなどでは今もなお、発売を期待する声が寄せられています。
新型ランクルミニと噂されているのは、新型ランドクルーザー 250シリーズなどを発表した報道向けイベントで、将来のランクルシリーズを示唆するモデルとしてシルエットが映し出された大きさの異なる2台のうちの1つです。
なお、2023年10月に開催された「ジャパンモビリティショー2023」では、新型ランクルミニではない“大きいほう”の正体が、コンセプトカーとして出展された「ランドクルーザーSe」であったことが確認できました。
ランドクルーザーSeは、歴代ランクルシリーズ伝統のラダーフレームではなくモノコックボディを採用し、かつバッテリーEV(電気自動車)という、これまでのランクルの概念を打ち破るモデルです。
一方で“小さいほう”の続報はまだ見られませんが、逆に新型ランクルミニを想起させるコンセプトモデルは既に公開されていました。
それが、2021年12月に開催されたトヨタのEV戦略説明会でモックアップ(1/1モデル)が初披露され、2022年6月には欧州でコンセプトカー部門のカーデザイン賞を受賞した「コンパクトクルーザーEV」です。
あくまでもコンセプトモデルという位置付けですが、スクエアで力強いデザインは他のランクルシリーズとの共通性も感じられ、現実的な印象を与えるものでした。
このように現実的なコンセプトモデルということもあり、「ランクルミニの市販化もそう遠くないはず」と直感する人は少なくない様子。
SNSなどでは、そんな新型ランクルミニに期待を寄せる声が集まっています。
多かったのは、これまでのランクルシリーズを想起するコメントです。
「コンパクトなランクルと聞くとランクル40シリーズを思い出す」「現代版ランクル40なら欲しい」と1960年から1984年まで販売されたランクル40に言及するもののほか、「ランクル70のショートボディで良いのでは」と、ランクル40の後継モデルで、今回再販が決まったランクル70をイメージしている声もあります。
さらに「モリゾウさん(トヨタ自動車会長)がスズキ・ジムニーを愛車にしているらしい。当のトヨタがそれを上回る小型の本格派4WDを出してもおかしくない」「ジムニー並みの低価格なら欲しい」と、高い走破性を備えつつ低価格を維持する小型四輪駆動車の強力なライバル車の名を挙げる人もいます。
その反面「いくらコンパクトでも300万円以上するなら買えない」「4、500万円のクルマになりそう」と、価格面の高騰を危惧するコメントが少なくありません。
ランドクルーザーSeがラダーフレームを採用していない点に関連し「ランクルミニもモノコック?」「モノコックだったら他のコンパクトSUVでも良いのでは」など、四輪駆動の性能を気にする意見もあります。
なかには「むかしあった“キャミ”みたいな本格四駆が良いなあ」などと、縦置きエンジンとセンターデフロック付きフルタイム4WDを組み合わせ、高い走破性を誇ったトヨタ「キャミ」(ダイハツ「テリオス」のOEMモデル)を思い浮かべるコアなファンの声も見られました。
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こうした様々な声に共通するのは、“ランクル”の車名に対し、多くの人が「悪路走破性が高くタフなブランド」のイメージを持っているという点でしょう。
果たして噂の新型ランクルミニがどのような成り立ちのクルマとなるのか、その動向を注目してきたいところです。
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