葛飾のモンチッチ公園に新エリア ミニミュージアムや天使の像 - 東京新聞

「モンチッチゾーン」の入り口正面に設置されたモニュメント＝葛飾区西新小岩５で（いずれも区提供）

　葛飾区ゆかりのキャラクターをモチーフにした区の「モンチッチ公園（西新小岩五丁目公園）」に今月、二つの新エリアが誕生した。区がモンチッチの歴史が分かるミニミュージアムなどを新設。公園でしか会えないという「天使のモンチッチ」など、モンチッチ像二十七体が住民やファンを楽しませている。（太田理英子）

　モンチッチは同区西新小岩の老舗玩具メーカー「セキグチ」の人気キャラクター。区は二〇一六年、同社工場跡地の三千九百三十平方メートルに公園を開設した。今回、さらに周辺の敷地を取得し、西側五百四十平方メートルに「モンチッチゾーン」、北側百十平方メートルに「ちびっこ広場」をオープンさせた。

モンチッチ公園でしか会えないという「天使のモンチッチ」像

　モンチッチゾーンには入り口正面に「モンチッチくん」や「モンチッチちゃん」など四体の像が並ぶモニュメントを設置。モンチッチくんとモンチッチちゃんが〇四年に結婚式を挙げていたことなど、キャラクターのプロフィルや豆知識を紹介する屋外ミニミュージアムの他、夏に水遊びができる場所もある。ちびっこ広場にはモンチッチをかたどった、乗って楽しむスイング遊具などがある。

　今回の整備費は一億五千三百万円。天使のモンチッチ像などはセキグチが寄付した。二日にあった記念式典で、キャラクターの生みの親として知られるセキグチの関口晃市会長は「モンチッチを楽しんでもらえる場所をつくることが夢だったので、実現できてうれしい。足を運んでもらいたい」と語った。

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