桑名工業高校の生徒たちが作ったミニ鉄道「ゆめ鉄道」が十三日、桑名市新西方一のイオンモール桑名二階ジャーディーモールを走り、買い物客を楽しませた。ショッピングモールなどに出向いての運行は三年ぶり。
「大人の人もぜひお乗りください」。ロボット部二年生の舘巧朗さん(16)と部員三人が列に並んだお客の対応をしながら、全長二十五メートルの線路にミニ鉄道を走らせた。会場には「あ、汽笛が鳴った」「楽しい」といった声があふれ、多くの人が詰めかけた。
カメラを構える親のために写真を撮る時間をつくるなどの気配りも欠かさない。舘さんは「お客さんに楽しんでもらうのが一番。多くの人がゆめ鉄道で笑顔になってくれた。本当にやってよかった」と満面の笑みで話した。
「ゆめ鉄道」は二〇一六年に当時の三年生が課題研究で完成させ、普段は三岐鉄道三岐線西藤原駅で月に一度無料で運行している。一両の長さ約一メートルの三両編成、自動車用のバッテリーとモーターで動く。車両は鉄と木材でできており、汽笛を鳴らす機能もある。デザインは寝台列車をイメージしている。
同校ロボット部の有志で車輪や足場の修理と改良を重ねながら受け継いできた。今年...
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