2030年までに30種類のEVを投入するというトヨタ。そのなかで電動オフローダーとして投入される予定の「コンパクトクルーザーEV」は、どのようなモデルなのでしょうか。
初代ランクルの再来か!?
トヨタの本格四駆といえば「ランドクルーザー」が真っ先に浮かびますが、そのランドクルーザーを小さくしたようなSUVが登場するようです。
ミニランクルともいえる新型SUVは「コンパクトクルーザーEV」（コンセプトカー）として2021年12月に日本で世界初公開。
トヨタは2030年までに30車種の電気自動車（BEV）を投入し、乗用・商用各セグメントにおいてフルラインでEVを展開することを宣言しており、電動オフローダーとしてコンパクトクルーザーEVのデビューが期待されています。
アウトドアレジャーを楽しむ都市部の若者に向けて企画された新型コンパクトクルーザーEVは、トヨタ四駆の伝統に基づき、フランス・ニースにあるED2（EDスクエア）のチームが制作しました。
トヨタの個性派四駆である「FJクルーザー」にも似たデザインですが、角張ったシルエットは、頑丈でタフな初代ランクルのイメージを踏襲。
さらに、コの字型のヘッドライトで力強さを演出したほか、シルバーのスキッドプレートやグリル中央のエンブレムに「TOYOTA」ロゴを配してオフロード感を表現しました。
また、明るいブルーのボディカラーにオレンジのラインが施されており、都市部の若者がターゲットとあって、アクティブさと遊び心が共存したデザインが特徴です。
なお、実車としてはこのブルー×オレンジのカラーが公開されていますが、CGではグリーン×オレンジ（マウンテン仕様）、イエロー×シルバー（ビーチ仕様）、シルバー×オレンジ（ランドスケープ仕様）の組み合わせもあり、さまざまなシチュエーションに似合うコンパクトクルーザーEVが企画されているようです。
内装の詳細は明らかになっていないものの、欧州トヨタが公開した動画内でごくわずかながらインテリアのCGが披露されています。水平基調のインパネに大画面の液晶ディスプレイを組み合わせたシンプルで機能的なインテリアと、楕円形のようなハンドルを確認することが可能です。
気になるボディサイズは、ランクルのような大型SUVではなく、車名の通り、かなりコンパクトなモデルであることが予想されます。
欧州トヨタは、コンパクトクルーザーEVとED2のスタッフが写った集合写真を公開していますが、一緒に写真に写っている男性達のほうがコンパクトクルーザーEVよりも背が高いようです。
車幅もそれほど大きく見えないことから、コンパクトクルーザーEVはかなり扱いやすいボディサイズである可能性がありそうです。
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コンパクトクルーザーEVが世界初公開されたとき、SNSでは「青いSUV欲しい！」「ミニランクルみたい」「FJクルーザーっぽい」などと話題になりました。
手ごろなサイズのオフロードSUVとして登場すれば、人気モデルになることは間違いなさそうです。
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