北海道の風景の中で「水」の起源をたどる短編映画を札幌市のミニシアターの代表が制作している。主演は国際的に活躍するダンサーで振付家の平原慎太郎さん(40)で、音楽はNHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」のテーマ曲などで知られる大友良英さんが手がける。
タイトルは「Wakka(ワッカ)」。アイヌ語で「水」を意味する。札幌市中央区の狸小路にある、市民の出資によるNPO型映画館「シアターキノ」の代表、中島洋さん(71)が企画した。
主人公は1人の男。先端に蛇口がついた長さ約4メートルの水道管を担いでいる。北海道の大地をひたすら歩き、土地土地に水道管を立てていく。同じように水道管を担いだ女性やアイヌ民族の男性らと出会い、多様な人々の存在を感じながら水の起源を考えていく――。
主人公を演じる平原さんは北海道小樽市出身。7~8月の東京オリンピックの開閉会式で振り付け監督を務めた。作品では踊りの場面も予定されている。
このほか、版画作家でアイヌ文化を発信する団体「アイヌアートプロジェクト」代表の結城幸司さん(57)、北見市出身のダンサー大森弥子(やこ)さん(25)が出演する。
せりふはなく、映像と音で表現する。大友さんが音楽とサウンドデザインを担当する。撮影監督には写真家の露口啓二さんが就いた。
シアターキノの中島さんはも…
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