最新作は、これまで細田監督が『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』 (2000年) 、そして代表作『サマーウォーズ』 と、約10年に1度描いてきたインターネットの世界を舞台に、『時をかける少女』以来となる10代の女子高生を主人公に、世界の片隅で自分を失ってしまった少女が開く新しい扉、未知との遭遇、そして成長していく姿を、細田監督ならではのリアル×ファンタジーを通じ描き出す。スタジオ地図創立10周年を迎え、“ずっと創りたいと思っていた映画”と監督が語る、まさに“細田守集大成”ともいえるダイナミックな一大エンターテインメント作品だ。
今作の主人公は、過疎化が進む高知の田舎町で父と暮らす17歳の女子高生・すず。母と一緒に歌うことが何よりも大好きだったすずは、幼い頃に母を亡くしたことをきっかけに歌うことができなくなっていた。心に大きな傷を抱えていたすずはある日、“もうひとつの現実”と呼ばれる、全世界で50億人以上が集う超巨大インターネット仮想世界<U>に「ベル」というアバターで参加することになり、秘めてきたその歌声であっという間に世界に注目される歌姫になっていく。
テーマは「歌」。そこで、細田作品としても初の試みとなる歌声のエキストラ出演=“エキストラシンガー”を大募集することになった。ある重要なシーンで、日本のみならず世界中から集まってくる大合唱を、主人公・歌姫ベルの歌声と重ねて、スクリーンに響き渡らせる。
このプロジェクトを考案したのは、映画『モテキ』(11年)で第35回日本アカデミー賞優秀音楽賞を受賞、Netflixドラマ『全裸監督』など数々の話題作で手腕を発揮し、今作でも音楽監督/音楽を担当する岩崎太整。
「私たちの生きている現実がとても困難な状況に置かれた今、何かしらの形で世界中の人たちとつながり、共に作品を作る道はないかと模索していく中で、この方法にたどり着きました」と話す通り、人と人とが直接出会うことが難しい今、本作のテーマとなる「歌」、そしてお互いをつなぐ手段としてのインターネットを介して、本作の物語とリンクするような映画制作プロジェクトが動き出す。
募集する歌声のデモ音源として公開されたのは、未だ謎に包まれている歌姫・ベルによる「ラララ~」というメロディーのみの約30秒の音源。世代・国境・性別を超え、誰もが参加できるこのプロジェクトを通して、どのような歌声が届き、果たして劇中のどのようなシーンで、どのような楽曲として登場するのか、映画の公開を楽しみにしつつ、あなたも歌声で『竜とそばかすの姫』に参加しよう。
■音楽監督/音楽:岩崎太整コメント(全文)
私たちの生きている現実がとても困難な状況に置かれた今、何かしらの形で世界中の人たちと繋がり、共に作品を作る道はないかと模索していく中で、この方法にたどり着きました。今回募集させていただく「歌声」は劇中のとても重要な場面で実際に使用されます。超巨大インターネット空間の仮想世界<U>の1人として、是非あなたも「歌声」で作品に参加してみてください。よろしくお願いします。
■プロジェクト応募方法
STEP(1)エキストラシンガープロジェクト特設ページにアクセス
STEP(2)歌姫・ベルのデモ音源をチェック!
STEP(3)あなたの歌声をスマートフォンのボイスメモなどで録音!
STEP(4)応募フォームよりあなたの歌声をアップロード
STEP(5)「スタジオ地図」公式Twitterアカウントをフォロー
STEP(6)「#ベルと歌おう」をつけてTwitterへ投稿
※詳細は、エキストラシンガープロジェクト特設ホームページ
ryu-to-sobakasu-no-hime-cp.com
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