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Wednesday, March 10, 2021

板尾創路、朝ドラで絶対的な喜劇王を演じる「やりにくい」 » Lmaga.jp - Lmaga.jp(京阪神エルマガジン社)

杉咲花が演じるヒロイン・千代の生涯を描く、連続テレビ小説『おちょやん』(NHK)。喜劇の巨人・須賀廼家万太郎役を演じる板尾創路が、その役柄について語った。

連続テレビ小説『芋たこなんきん』『カーネーション』『まれ』に続いて4度目の朝ドラ出演となる板尾。今回の出演については、「コメディの仕事をしているので、喜劇王の役を演じるのはやりがいもありますし素直にうれしかったです」と喜んだ。

板尾が演じる万太郎は、千代や一平(成田凌)が属する「鶴亀家庭劇」のライバルである「須賀廼家万太郎一座」を率い、ずば抜けた観客動員数を誇る喜劇王。大阪だけでなく、東京でも人気は抜群で、千代や一平たちは万太郎を超えることを目標に奮闘することになる。

板尾は「万太郎は『絶対的な喜劇王』なので、そういう意味ではやりにくいですね。僕は50代半ばですが、この世界ではまだ若手で、僕らもまだ手の届かないところに喜劇王という存在があると思います。この時代の喜劇役者の方々については、ご活躍は知っているものの直接は存じ上げないので、具体的にイメージが浮かぶのは、僕らの世代にとってはやはり藤山寛美さん。喜劇の舞台のキングという印象があります」と、自身の役柄について話した。

居酒屋・水月にて万太郎(板尾創路)と鉢合わせをする千之助(星田英利)(C)NHK

「兄弟喧嘩(げんか)」と題する第14週(3月8日〜12日放送)では、世界の喜劇王・チャップリンに喜劇芝居を見てもらうため、「鶴亀家庭劇」と「万太郎一座」が一騎打ち。

星田英利演じる「鶴亀家庭劇」の千之助との仲違いについては、「方向性の違いや嫉妬などあるんでしょうが、きっと当事者である2人にしかわからない何かがあるんでしょうね。いつの時代にもどこにでもあると思いますし、それは笑いの世界にも当然あるものでしょう」とコメント。

また、「『まだまだやな』っていうセリフも、きっと千之助の実力が、というわけではないと思います。 芸事なんて正解もないしゴールもないので、『これ以上はないやろ』って言ったらもうそこまでだし、『いや、もっと何かほかにやり方があるはずや』っていう気持ちがないと伸びません。だから『まだまだやな』というセリフも、逆に『もっとできるはず』という意味だという捉え方もできますよね」と分析した。

本作は、「松竹新喜劇」で喜劇女優として人気を博した浪花千栄子をモデルとした、明治の末から戦後を駆け抜けるヒロインの物語。放送はNHK総合で朝8時から、またBSプレミアム・BS4Kでは朝7時半から。

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