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Friday, January 31, 2020

アプリ『ミニ四駆 超速GP』初心者に伝えたいカスタマイズのコツ3点 - 電撃オンライン

 バンダイナムコエンターテインメントから配信中のiOS/Android用アプリ『ミニ四駆 超速グランプリ』。本作の遊び方を詳しく紹介していきたいと思います。

 本作は、“ミニ四駆”のレースやセッティングをアプリで楽しめる“超速カスタムレーシングゲーム”。スマホアプリで再現される数々の名マシンやパーツを駆使して、自分だけのマシンを作り出せる、ミニ四駆ファンにとっては待望のアプリです。

 とは言え、興味はあるけど実際にミニ四駆で遊んだ経験のない初心者や、あまりに久しぶりすぎてセッティングのアレコレが頭から抜けてしまった……なんて人もいるんじゃないでしょうか? そんな皆さんに向けて、本作を遊ぶうえでつまづいてしまいそうなポイントを紹介していきます。

  • ▲ちなみに筆者のマシン“電撃トライダガー”。どこからどう見てもイカしてるでしょ!?

 本作は、実際のミニ四駆のセッティングを非常に高いレベルで再現しているため、何も知らない状態ではじめると、序盤から思うように進めないことがあると思います。

 筆者も「とりあえずガシャを引いておすすめ編成でどこまでいけるかな……?」と試してみたところ、序盤でレースに敗北。セッティングを考え、ミニ四レーサーとしての第1歩を踏み出しました。

 この記事では、セッティングのコツに加え、ゲームをプレイして詰まった時にやっておきたいことなどを紹介していきます。が、その前にものすごく重要なことなので初めに言っておきますが、ミニ四駆のセッティングには“たったひとつの正解”はありません。というか、“セッティングを楽しんでこそのミニ四駆”であり、“全部が正解”だと思うのです。

 じゃあなんでこんな記事を書いたのかと言えば、初めて(または久しぶりに)ミニ四駆に触った人が、楽しさを知らないままやめていくのはもったいない! からです。「セッティングしてもあまり速度が出ない……」って、やっぱり悔しいし、楽しくないと思うんですよ。そんな人たちのセッティングのサンプルとして、手助けになれば幸いです。

  • ▲おなじみのボディが勢ぞろい。他にも“タミヤ名車コレクション”や高性能なパーツを入手できる“超速ガシャ”などが存在します。

『ミニ四駆』のアプリって何? 状態の人に本作を紹介

 まずは『ミニ四駆 超速グランプリ』を知らない人に向けて、ゲームについて軽く紹介します。

 本作は、自分だけのミニ四駆をセッティングしてレースに参加し、最強のミニ四レーサーを目指すゲームです。

 ガシャやショップ、ステージクリア時にもらえるパーツを集め、ステージにあわせてマシンをセッティングする、実際のミニ四駆さながらの遊びを楽しめます。

 実際のミニ四駆と違う点は、パーツの劣化などが存在せず、同じパーツをずっと使い続けられるところ。ただし、パーツごとに改造できる回数が決まっており、納得いかない改造をしてしまった場合は、再改造キットを使用するか、同じパーツを入手する必要があります。

 パーツの改造で行える“メンテナンス”や“軽量化”などは、実際のミニ四駆でも経験した人はいるのではないのでしょうか。

  • ▲改造のシーンは、イラストや音が入ります。そのため実際に改造しているように錯覚してしまったりも。

 挑戦するレースは、基本的に“超速グランプリ”と“ミニ四ワールド”の2つです。

 “超速グランプリ”は、期間ごとにコースが発表され、タイムを競うコンテンツです。発表されるコースにあわせてマシンをセッティングし、マシンをエントリー。操作の必要はなく、エントリーされたマシンでランキングを決めていきます。

  • ▲アプリ配信後、最初のコース。果たして、最速タイムはどれくらいなのでしょうか。

 “ミニ四ワールド”は、過去の『ミニ四駆』シリーズの登場キャラクターとレースをするコンテンツです。挑戦するキャラクターごとにコースが設定されているので、毎回それにあわせたセッティングが必要となります。

 マシンのプリセットを使用したり、万能なマシンを使って攻略したりと、さまざまな対応が必要となります。

 他にも友だちとレースするものや、自分でコースを作るコンテンツなどがありますが、基本的には上記の2つを遊んでいく流れになるでしょう。

  • ▲ミニ四ワールドでは、さまざまな作品のキャラクターが登場します。

マシンセッティングを解説。数値に縛られないセッティングが重要!?

 ここからは、セッティングについて見ていきましょう。

 ミニ四駆の性能は、大きく分けて合計5つのパラメータ(スピード、パワー、コーナー安定、スタミナ耐久、重さ)であらわされます。

 スピードはマシンの最高速度、パワーは加速の速さを表しているなど、それぞれに決まった性能が振り分けられています。

  • ▲アプリ内の情報で、各パラメータの詳細が掲載されているので、ぜひチェックしましょう。

 また、5つのパラメータだけでなく、パーツの説明を見ると“コーナーで減速させる”、“加速度を上げる”といった細かい説明が記載されています。

 単に「スピードが上がるから」といってパーツをチョイスするのではなく、しっかりと説明文を読んでセッティングしていくことが重要となります。

 では、初心者に覚えてほしいセッティングの3つのコツを紹介します。

その1:パーツの付けすぎに注意!

 まず1つは、“パーツは付けた分だけ速くなるというわけではない”ということ。

 さまざまなパーツを組んでステータスをまんべんなく高くし、最強のマシンを作ったと思ったら、全然スピードが出ない。本作において、おそらくミニ四駆初心者が最初に体験するであろうポイントだと思います。

 筆者がプレイした時は、総合評価(ステータスの合計値)がレース相手より多くても、セッティングによっては敗北してしまう場合もありました。

  • ▲とにかくいろんなパーツを付けて最速に! 『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』の星馬豪も藤吉からパーツをもらった時、同じことを考えていたような……。

 パーツの付け方のコツは、“重さ”とそれ以外のスピードのバランスです。

 数値だけにとらわれず、ひとまずスピードはさておいて、速度が安定するようにパワーとコーナー速度を高めて、さらに重さを軽くするというセッティングが序盤では活躍します。

  • ▲後半になってくると、コースが複雑になりコースアウトしてしまう場合もあるのですが、序盤はそこまで気にしなくてもよいかもしれません。

 なにより、序盤はパーツ数が少ないと思うので、すべてが加速重視、コーナー重視といったセッティングは難しいかと。

 結論からすると、まずは“加速”を上げてコーナーの速度を高めることを目指し、走らせるにつれてスピードとの割合を変えていくことが重要となるでしょう。

その2:パーツの方針が決まったら“改造”をしよう

 ある程度使うパーツを絞ったら、“改造”していきましょう。

 改造は、わかりやすく言うと“パーツを進化させて、性能を追加できる”システムです。改造には改造アイテムが必要となります。

  • ▲すべてのパーツには、レアリティとして星が設定されています。パーツを進化することで、星の数を上げられます。

 パーツの星の数と同じ回数だけ、メンテナンスやギヤ研磨など改造でき、パーツによって種類が異なります。

 改造結果はいくつか種類があり、“イイ感じ”、“職人技”、“至高の逸品”の他、成功確率が低い改造は“失敗”する可能性もあります。

 改造すると、スピードやパワーといった性能が上昇したり、追加の性能を得られたりします。また、改造した後は既定の数だけ強化でき、改造の内容でさらに性能が上昇するものとなっています。

  • ▲強化には改造アイテムとは違う強化パーツを使用します。

 改造するだけでパーツの性能は一気に上がりますし、一見弱そうなパーツでも、改造することで実用的なパーツにもなります。

 ガシャで得たパーツはレアリティが高めですが、パーツは“進化”により星の数を上げられます。序盤はプレイヤーのランクである“ウデマエ”が低いため、改造に一部制限がかかっているうえ、一度行った改造を取り消すには再改造キットを消費するので、後に使いそうな星が多いパーツはひとまず使用せず、ショップで購入したパーツを改造して使用するのがオススメです。

  • ▲ショップでもパーツは購入できるので、かんがん購入して試行錯誤してみましょう。

その3:セッティング後はテスト走行で性能をチェック

 セッティングを決めた後は、実際に走らせてみないと速度がわかりません。本作では、セッティング画面から、“テスト走行”を行えます。

 ストレートの速度、コーナーの速度などをチェックし、3ラップのタイムを計ります。

  • ▲飾って眺めるのもいいですが、走らせることこそミニ四駆の魅力ですよね。

 タイムの他にも、過去に走った速度との比較を閲覧できます。これ、超大事。前回と比べてコースのどこで速度が上がったのか、逆にどこで速度が落ちていたのかをチェックできるので、絶対に見ておきたい内容となっています。

 ストレート重視のコースを想定しているならストレートの速度をチェック、コーナーならコーナーの速度をチェックするなど、おそらく最初から最後まで付き合うことになる要素になることでしょう。

 なにより、苦労してセッティングしたマシンが走っているところを見て、一喜一憂するだけでも達成感がありますし、楽しい!

序盤でつまずきがちなポイントをチェック

 本作を始めたばかりだと、序盤はおそらく“ミニ四ワールド”を進めることになるでしょう。

 “ミニ四ワールド”では、挑戦するステージごとにキャラクターが待ち構えており、ステージによってそれぞれ走るコースが異なります。

  • ▲“ミニ四ワールド”を進めるにあたり、ナビゲーターとしてシャーシちゃんがゲームの流れを説明してくれます。

 筆者がゲームをはじめた際、どんなものかと“おまかせ”のセッティングで挑戦してみましたが……MAP2-7“黒沢太”戦で早々にクリアできなくなってしまいました。

 以下では、序盤でつまずきそうなところを紹介します。筆者が攻略した際のセッティング方法も記載しますので、参考にしてみてください。

MAP2-7 黒沢太

 筆者がおまかせ編成でつまずいた“MAP2-7 黒沢太”戦。


 ストレートが特徴のステージですが、コーナーも若干ながら存在し、コーナーでの速度やパワーが不十分な場合、スピードを生かしきれず、速いタイムが出せずに敗北してしまいます。

 筆者はここでセッティングを見直し、スピードからパワーのセッティングにシフト。コースアウト心配がほとんどないので、加速→コーナーの速度→重さ→スピードの優先度の順にセッティングしてクリアしました。

 あ。ここで注目しておきたいのは各パラメータです。マシンの総合評価ではなく、“各パラメータを基準にセッティングする”ことを忘れないようにしておきましょう。

MAP2-9 三国藤吉

 続く“MAP2-9 三国藤吉”戦は、筆者が自分でセッティングしたのにもかかわらず、敗北してしまったステージです。


 コーナーをぐるりと回るヘヤピンカーブが連続するステージで、スピード重視のマシンはまったく速度が出せません……。

 さらに、コースが長く長期戦となるので、“スタミナ耐久”のパラメータも重要となってきます。こちらは、“トルクチューンモーター”などを使用し、パワー→スタミナ耐久→スピードの優先度でセッティングしてみることをオススメしますよ。

 なお、パラメータ的には高さに目がいってしまい、“ウィング”などを余計に付けてしまうと、重さが増し速度が落ちる可能性もあるので注意が必要です。重さとパラメータの兼ね合いを確認してセッティングしてみましょう。

 これは多くのコースに言えることですが、フラットなコースはコースアウトの心配がほとんどなく、重さを軽くしても問題ありません。

  • ▲数少ないストレートで差をつけるのか、コーナーの速度で勝負するのか、プレイヤーの采配によって勝ち方が異なるでしょう。

 どうしても勝てない場合は、使用するパーツをセッティングした後に“改造”して挑戦してみましょう。それだけでも大きく変わるかと思います。

MAP3-1 日ノ丸四駆郎

 筆者がMAP2を攻略し、ある程度のセッティングの流れがわかってきたころに苦戦したのが“MAP3-1 日ノ丸四駆郎”戦です。

 先述の2つとはつまずいたポイントが違い、ここではストレートが鬼門。ひたすらストレートが続くコースになっていて、生半可な速度では大きく差をつけられてしまいます。


 筆者は、コーナー安定はとりあえず無視し、スピードとパワーを上げていくプランをチョイスしました。藤吉戦同様、重さを軽くすることも重要です。

 モーター“レブチューンモーター”を使用することで、スピードを大きく上昇させられます。付け替えても速度が実感できない場合は、星が低いパーツをショップで購入し、改造しておくことをオススメします。

  • ▲トルクチューンはコーナー、レブチューンはストレートで有効なモーターです。ユーザー間では、レブチューンを使用するセッティングが流行っています。

イベント パックマン

 序盤から挑戦できるイベント“パックマン”は、文字通りパックマンとレースで勝負できるイベントです。

 ステージクリア時の報酬として“ガシャチケット”を大量にもらえるので、クリアしておいて損はないイベントとなっています。

 “ステージ1”のコースの特徴は“コーナー”となっていますが、ここで重要なのは最高速である“スピード”と、それを落とさないようにする性能になってくる印象でした。

  • ▲このコース、よく見るとあるものに見えてくるかも……。

 ぐにゃぐにゃとした道である“ウェーブ”が多めで、他は直線、レーンチェンジ、緩やかなコーナーが用意されています。

 大まかな指標ですが、藤吉戦で苦戦しているうちはクリアが厳しく、“MAP3-1 日ノ丸四駆郎”をクリアするくらいに慣れてきたあたりが最適かと。

 期間限定なので、挑戦できる人はぜひクリアして報酬を入手しておきましょう。

  • ▲最後のステージをクリアすると、一部マシンにパックマンを乗せられるパーツを獲得できます。

 というわけで、セッティングのコツや筆者が難しく感じたあたりを中心に紹介していきましたが……これはあくまで初歩の初歩! 記事冒頭でも書いたように、セッティングには“たったひとつの正解”はありません。確かに最初は難しいでしょうが、でも、それこそが楽しいポイントなんですよ。

 一度触れたらなかなか離れられない、そんなミニ四駆の魅力が、本作ではかなりの完成度で再現されていると思います。皆さんもぜひ、『ミニ四駆 超速グランプリ』でかっとんでみてはいかがでしょうか?

©小学館 ©ShoPro ©TAMIYA
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.
※ミニ四駆は株式会社タミヤの登録商標です。

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