【モスクワ=小野田雄一】米露の中距離核戦力(INF)全廃条約の失効を受け、ロシア外務省は2日、「米国の主導で条約が失効した」との声明を出し、米国を批判した。ロシアは新兵器の開発を進める方針を示しているが、財政難が続く中、米国との軍拡競争は避けたいのが本音とみられる。ただ、中国を加えた新たな軍縮枠組みが成立する可能性は低く、ロシアは難題を抱えた格好だ。
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