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Friday, July 5, 2024

「MINI史上最大」モデルの最強グレード。「MINIジョンクーパーワークス カントリーマンALL4」を試す。 - webCG

MINIだってSDGsを意識する

う~む。これはいい! MINI史上最大。新しいカントリーマンのハイライトはインテリアにあり。温かみがあって、アイデアに満ちている。ダッシュボードはニット調のファブリックで覆われている。リサイクルポリエステルという新素材で、メーターナセルがない。そのぶん、ドライバーの目の前は広々している。でもって、ダッシュボード中央には大きな丸いガラスが1枚。鏡よ、鏡、鏡さん。世界で一番きれいなのはだあれ? と聞くためのモノではない。それはあなたです! と車載AIが答えてくれるようになる可能性は、もちろんある。けれど、いまのところ、速度や地図その他の情報を映し出す、直径240mmの有機ELディスプレイである。有機ELは薄いのが特徴だ。

手鏡のようなディスプレイの下にスイッチが5つ並んでいる。真ん中の丸っこいのがスタート/ストップで、これをキーのようにひねる。さすれば、先代から継承する、フロントの横置き2リッター直4ターボがグオンッ! と期待よりも控えめなサウンドを発して目を覚ます。最高出力317PS/5750rpm、最大トルク400N・m/2000-4500rpmを発生するこのエンジンは、兄弟車「BMW X1」の「M35i」用と同じだ。

スターターの右隣の平べったいスイッチがギアのセレクターで、センターコンソールには従来型のシフトレバーの代わりに赤いストラップの付いた箱がある。「MINI」と大書されたキーを入れておくのに好適なサイズだ。

ブラックに赤いステッチの入ったシート表皮は、いかにも高性能車風だけれど、本物のレザーではない。SDGsを意識して「ベスキン」という人工皮革が用いられている。ホントに本革はSDGsに反するのか? フェイクレザーのほうがホントにエコなのか? MINIに限らず、ファッション界も含めたプレミアムブランドの多くがそう主張をしているのだから、そうなのでしょう。できるところからやる。という姿勢は立派だ。ベスキンの質感はホンモノそっくりである。ただ本革ではない。という事実はある。ニセモノではなくて、別モノ。カニカマみたいなものでしょうか?

本国と同じ名称に改められた「MINIカントリーマン」(先代は「MINIクロスオーバー」を名乗っていた)。今回の試乗車はトップパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークスALL4」。
本国と同じ名称に改められた「MINIカントリーマン」(先代は「MINIクロスオーバー」を名乗っていた)。今回の試乗車はトップパフォーマンスモデルの「ジョンクーパーワークスALL4」。拡大
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4445×1845×1640mm。先代モデルより130mmも長くなっただけでなく横幅も高さもそれなりに成長している。
ボディーサイズは全長×全幅×全高=4445×1845×1640mm。先代モデルより130mmも長くなっただけでなく横幅も高さもそれなりに成長している。拡大
先代モデルでも丸くはなかったが、ヘッドランプはエッジが立った六角形に。グリルはチェッカードフラッグパターンで、ソナーにもきちんとプリントしてあるところがさすがだ。
先代モデルでも丸くはなかったが、ヘッドランプはエッジが立った六角形に。グリルはチェッカードフラッグパターンで、ソナーにもきちんとプリントしてあるところがさすがだ。拡大
リアに大書された「COUNTRYMAN」のロゴ。大きなスペースにこのロゴとブランドエンブレムしか備わっていないため、妙に間延びして見える。
リアに大書された「COUNTRYMAN」のロゴ。大きなスペースにこのロゴとブランドエンブレムしか備わっていないため、妙に間延びして見える。拡大

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