ニューオーリンズ・セインツのランニングバック(RB)アルビン・カマーラが、現地13日(木)に実施された参加必須のミニキャンプの最終練習を欠席した。
カマーラの欠席は契約に関連するものだと、カマーラの代理人であるブラッド・シカラが『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートに伝えている。
セインツのヘッドコーチ(HC)デニス・アレンによれば、カマーラは午前中のウオークスルーには参加していたものの、その後のセッション中に退席したという。アレンHCはカマーラがこれまでの練習に参加していたのにもかかわらず、今になって練習を抜けた理由については分からないと述べている。
参加必須のミニキャンプ最終日を欠席したことで、カマーラには罰金が科される可能性がある。
カマーラには厳密に言えば、まだ2年間の契約が残っているものの、実質的には1年契約のような状態になっている。今シーズンの基本給は1,020万ドル(約16億1,022万円)で、そのうち保証されているのはわずか100万ドル(約1億5,786万円)。2025年にカマーラが受け取る予定の基本給は2,240万ドル(約35億3,617万円)だが、保証されている金額はゼロとなっている。これは実質的に、年平均額を高く見せるために契約延長の最後に設定されたダミーイヤーだ。
RBクリスチャン・マカフリー(サンフランシスコ・49ers)が先日に新しい契約を結んだことを受け、2番目に高い報酬を受け取るRBであるカマーラは、契約を見直すようセインツに求めている。双方は数カ月にわたり契約の再構築について話し合ってきたが、これまでに進展はないと『NFL Network』のマイク・ガラフォロが木曜日に報じた。
現時点では、カマーラが具体的に何を求めているのかは不明だ。カマーラはマカフリーと同レベルの契約延長を望んでいるのだろうか? それとも、2025年の支払いを今年に繰り上げれば満足だろうか? あるいは、もっと多くの保証がほしいということなのだろうか?
カマーラは2022年2月のプロボウル期間中にラスベガスで起きたフィールド外の事件に関与したことで、2023年シーズンの最初の3試合で出場停止処分を受けた。復帰後は再びセインツの主力ランニングバックとして活躍。ボールに触れる機会は多かったものの、当時、攻撃コーディネーター(OC)を務めていたピート・カーマイケルが率いるオフェンスでは、シーズンを通じて能力を発揮できていなかった。昨シーズンのキャリー平均獲得ヤード(YPC)は3.9ヤード——3年連続4.0ヤード以下——にとどまり、クオーターバック(QB)デレック・カーのチェックダウンオプションとしての役割でも、カマーラはキャリア最低となる1ターゲットあたり5.4ヤードしか獲得できていない。
カマーラはクリント・クビアック新OCのスキームにうまくフィットすると見られている。しかし、実際にそのオフェンスでプレーする前に、本人はまず契約を見直したいと考えているようだ。
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