2023年9月に世界初公開された新型「ミニ3ドア」。当初は電気自動車(EV)のみの展開でしたが、ついに待望のガソリンエンジン搭載モデルが発表されました。
2023年9月の電気自動車に続き登場したガソリンモデル
独BMWグループのMINI(ミニ)は2024年2月7日、新型「ミニ3ドア」にガソリンエンジン搭載モデル「ミニ・クーパーC」および「ミニ・クーパーS」を発表しました。
ミニは、1959年にブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)が開発、およそ40年もの間モデルチェンジすることなく製造されていたクラシックMini(ミニ)を起源としています。
そのモデルをモチーフとして、BMWが2001年に発表した初代ミニが誕生。今回登場した新型ミニ・クーパー3ドアはBMWミニとしては4代目となる新型モデルです。ただしBMWのリリースでは、クラシックミニを初代として「5代目」とされています。
2023年9月に、ドイツ・ミュンヘンで開催されたIAAモビリティ2023で、第4世代となる新型ミニ・クーパー3ドアが世界初公開されましたが、登場した新型「ミニ・クーパーE」と「ミニ・クーパーSE」は、いずれも内燃機関(エンジン)を持たない電気自動車(BEV)でした。
今回登場した新型ミニ・クーパーC、および新型ミニ・クーパーSは、従来ミニ3ドアと同様、ガソリンエンジンを搭載。ミニ・クーパーCは156馬力・230Nmを発生する1.5リッター直列3気筒ターボ、ミニ・クーパーSは204馬力・300Nmを発生する2リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載、0−100km/h加速は7.7秒(ミニ・クーパーSは6.6秒)というパフォーマンスを発揮します。
ミニブランドの責任者、ステファニー・ヴルスト氏は「ミニにおけるパワー・オブ・チョイスとは、全電動のミニに加えて、ガソリンエンジンを搭載したミニ・クーパーを提供することを意味します。このクルマは、クラシックなミニ3ドアを運転し、内燃エンジンの伝統的なパフォーマンスと特徴的なサウンドを味わいたいと考えているすべての人々にとって理想的です」とコメントしています。
短いオーバーハング、短いボンネットに長いホイールベースという、クラシックなスタイルをベースに、「カリスマ・シンプリシティ」というデザインテーマに基づき、先進テクノロジーとブランドの起源の基本原則を組み合わせています。
ヘッドライトはLED化されていますが、クラシック・ミニから続く丸目は健在です。またフロントグリルもクラシック・ミニからの伝統となる台形をイメージしています。ただしフロントグリルは、よく見ると従来型ミニの六角形から八角形に進化しているのがわかります。
切り立ったAピラーで、フロントガラスは他のコンパクトカーと比べて直立しており、運転席に座るとミニ独自の視界を味わうことができます。これも初代から変わらない部分です。それにもかかわらず、新型ミニ・クーパー3ドアの空気抵抗係数(Cd値)は0.28と、コンパクトセグメントとしては傑出しているといいます。
日本ではいつ発表される!?
インテリアで目を引くのが、ダッシュボード中央にある丸形のディスプレイです。
これは高解像度のOLEDディスプレイで、先代モデルの丸形メーターと同様、多彩な機能を備えたセンターアイコンがインテリアの特徴となっています。
高品質なガラスエッジを採用した薄型タッチディスプレイの直径は240mm。その操作方法はスマートフォンと同じようにメニューからアクセスします。
さまざまな機能を備えており、ナビゲーションやメディア、電話、エアコン設定などもここでタッチ操作が可能です。さらに「MINIオペレーションシステム9」という最新の機能を備えており、「ヘイ、ミニ!」と話せば音声操作でさまざまな機能をおこなうことができます。
また伝統のトグルスイッチも継承。ダッシュボードの下に配置された新設計のトグルバーは、運転にもっとも重要な機能 (パーキングブレーキ、ギアセレクター、スタート/ストップキー、エクスペリエンスモードトグル、音量コントロール)に直接アクセスできるもので、使い勝手を向上しています。
湾曲したダッシュボードには、初めてテキスタイルの表面が採用されています。暖かく快適な素材は、新型ミニ・クーパーのインテリアに新しく家庭的な心地よい雰囲気をもたらします。
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新型ミニ3ドアはいつ日本にやってくるのでしょうか。
スケジュールに関してはいまのところ未定ですが、3月2日のミニの日に、何らかの発表があると予想されます。
からの記事と詳細 ( 10年ぶりのフルモデルチェンジで4代目に進化! 新型ミニ3ドアに待望のガソリンモデル「ミニクーパーS」登場 - au Webポータル )
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