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Saturday, December 30, 2023

洗練された“ミニレンジ”新型レンジローバーヴェラール試乗記 - GQ JAPAN

4ゾーンクライメートコントロールは14万6000円のオプション。

ガラス製の電動開閉式ルーフを装備。

それにしても、このスッキリとしたデザインはすごい。なにしろ、いまやセンターコンソール上に設けられたコントロール類はシフトセレクターのみ。自動車のインテリアデザインで、ここまでミニマリズムを追求した例は稀だろう。

ただ、それが「妙に寂しい」とか「なにか間が抜けている」といった印象を与えることなく、ひと目見た瞬間に「新しい!」と、感じさせるところが、マクガバン率いるデザインチームの手腕が冴え渡っている点。おそらく、このデザインにいたるまでの間には、センターコンソールの形状やシルバーの加飾、そしてそれらの全体配置を何度も見直したはずだろう。そういった緻密な作業があって、初めて映えるのが、このシンプルでピュアなデザインではないのか。そんなことを思わず想像したくなるくらい、魅力的なインテリアだった。

穏やかな心持ちのままでいられる

試乗したのはダイナミックHSE D200という4気筒ディーゼルエンジンを搭載したモデルだ。本エンジンもジャガーランドローバーグループが独自開発したインジニウムファミリーのひとつで、204psと430Nmを発揮。ここにマイルドハイブリッドシステムを付けくわえ、パワートレインとしての完成度が一段と高まったように感じられる。

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