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参院選の投票日が迫ってきた。今回は、いわゆるミニ新党が候補者を多数立てており、いつもの参院選とは少し様相が異なっている。そこで、過去の新党ブームを振り返りながら、「第三極」の役割を考えてみたい。(政策コンサルタント 室伏謙一)
いつもと違う参院選
「ミニ新党」候補者が乱立
6月22日、参議院議員選挙が公示されたが、いつもの参院選とは少し様相が異なる。それは、一つ目には関心の度合いや盛り上がりが比較的低いこと、そして二つ目には、諸派と呼ばれる参院選公示前の時点で国会に議席を持たない政治団体、いわゆるミニ新党(したがって、既に国会に議席を持つれいわ新選組およびNHK党は国政政党であるのでこれに含まれない)が候補者を多数立てているということがあるからである。
諸派が候補者を立てるという現象は、衆参両院議員選挙のみならず、首長選挙でも見られるし、地方議会議員選挙ともなれば今や当たり前の光景になりつつある。だが、今回はこれまでに比して、立候補者の数が非常に多い。立候補するには選挙費用のみならず供託金が必要だ。
要は多額のお金がかかるし、選挙は、公職選挙法の知識からいわゆる選挙のノウハウに至るまで多くの専門的知見が求められ、一筋縄ではいかないため、素人が安易に立候補できるものでもない。
ところが、全国比例区におけるミニ政党の候補者数は22であり、候補者が乱立しているとされる東京選挙区では、勝手に政党や団体を名乗る候補者や無所属も含めると20である。しかも、党名・団体名もさまざまであり、有権者の側からすれば、何が何だか分からないと言ってもいいような状況なのではないだろうか。
過去にもあった「新党ブーム」
「第三極」が誕生したのはいつ?
もっとも、こうした新党ブームのような現象は過去にも見られた。
からの記事と詳細 ( 参院選で「ミニ新党」乱立!過去の新党ブームは政界の転換点に…今回は? - ダイヤモンド・オンライン )
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