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Monday, July 18, 2022

こどものまち「ミニカワサキ」 10月に3年ぶりリアル開催へ やりたいこと実現できる場に 小中生ら中原で準備の話し合い:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

子ども会議で「まち」について考える子どもたち=中原区で

子ども会議で「まち」について考える子どもたち=中原区で

 「ミニカワサキ」と銘打ち、川崎市内の子どもたちが「こどものまち」をつくって楽しむイベントを準備する「子ども会議」が18日、中原区の市国際交流センターで立ち上がった。5年目の試みだが、新型コロナウイルスの影響で、過去2年はオンラインで開催。今年は10月に高津区で、3年ぶりのリアル開催を目指す。(安藤恭子)

 ミニカワサキは、子どもたちが自らまちを運営するドイツ・ミュンヘン発祥の「こどものまち」プログラムにならい「大人は口出し禁止」がルール。二〇一八年から年一回開き、コロナ感染拡大前までは、段ボールや布を使って店や学校などを配置。働き、買い物をして遊べる子どもたちのまちをつくってきた。

2018年に開かれた「こどものまちミニカワサキ」の様子=高津区で(実行委員会提供)

2018年に開かれた「こどものまちミニカワサキ」の様子=高津区で(実行委員会提供)

 市教育委員会の後援を受けたイベントで、この日は学校配布の募集チラシなどを通じて集まった市内の小学二年〜中学二年の三十二人と実行委員の六人が「子ども会議」に参加した。

 自己紹介や町歩きの後、「まちってなに?」をテーマに話し合った。「みんなが協力して楽しいことをする」「人が住む場所」「店がいっぱいある」などの声が上がった。司会進行や会場の片付けも子どもたちが行った。一回目から参加しているという中原区の中学一年奥薗結子さん(13)は「いろいろな人と話し、学校とも家とも違うコミュニティーを気楽に過ごしてほしい。ルールを守って楽しいまちに」と意気込んだ。

 他地域の実践を見て、ママ友たちとミニカワサキを立ち上げた実行委員長の大城(おおき)英理子さん(44)=同区=は「学校やまちの中で子どもは『与えられる』ことが多いけれど、自分のできることを見つけ、やりたいことを実現できる場としてほしい」と願った。九月まで計四回の子ども会議が開かれ、十月九、十日、高津区子母口の橘公園で本番を迎える。詳しくは「こどものまちミニカワサキ」ホームページへ。

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