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Thursday, May 19, 2022

LG、“身近”なミニLED搭載4K液晶テレビ。55型28万円から - AV Watch

86型「86QNED85JQA」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、ミニLEDバックライトと量子ドット技術を採用した、新しい4K液晶テレビ「QNED85」シリーズを6月中旬に発売する。86型、75型、65型、55型の全4サイズを用意。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は28万円前後(55型)から。

4K液晶テレビ「QNED85」

  • 86型「86QNED85JQA」 66万円前後 6月中旬
  • 75型「75QNED85JQA」 44万円前後 同上
  • 65型「65QNED85JQA」 35万円前後 同上
  • 55型「55QNED85JQA」 28万円前後 同上

2021年5月発表の8K液晶「QNED99」、および4K液晶「QNED90」シリーズに続く、“QNED MiniLED”テレビの第2弾。上位QNEDシリーズの86型(約72万円)、75型(約55万円)、65型(約44万円)よりも価格を抑えつつ、より小さな55型にもミニLED技術を投入しているのが特徴。ミニLED液晶テレビが“もっと身近に”楽しめるようになった。

なお、'21年発売の「QNED99」「QNED90」シリーズは継続販売される予定。

LG製ミニLEDテレビで初の55型となる「55QNED85JQA」

量子ドット×ナノセル×ミニLEDの“QNED”

全モデルで、4K/3,840×2,160ドットの液晶パネルを採用。すべて独自のIPS方式となっており、斜めから見ても鮮やかな色を表示可能。

最大の特徴が、量子ドットテクノロジー(Quantum dots)とナノセルカラーテクノロジー(Nanocell)、そして極小のミニLEDバックライト(mini lED)を組み合わせた独自ディスプレイ“QNED”の採用。

これにより、従来の液晶と比べてより明るく、より暗い黒を再現するとともに、鮮やかな色の表現力が進化。「液晶テレビの頂点ともいえる、まったく新しい視聴体験を実現」しているという。

量子ドット×ナノセル×ミニLEDの“QNED”

ディスプレイの性能向上に寄与しているのが、独自のナノセルカラーテクノロジー。液晶セルと量子ドットフィルムシートの間に変換オーガニックフィルムを組み込むことで、緑色の純度を高めながら赤色の色域を拡大、よりクリアで鮮明な表現を可能にした。

この変換オーガニックフィルムには、1nmという微小な粒子が敷き詰められており、これらがRGB発光時に色のにじみから発生する余分な光波長を吸収することで、RGB各色の純度を高めているのだという。

ミニLED光源はエリアごとに、個別に光を制御する高精細直下型エリア駆動を採用。例えば、夜の闇を描くシーンでも、月に近い闇と遠い闇の違いであったり、奥行き感なども緻密に再現することができるとする。

独自開発の第5世代AIプロセッサー搭載

映像エンジンには、何百万もの映像ソースを学習したリアルタイムAIプロセッサー「α7 Gen5 AI Processor 4K」を搭載(QNED90は「α7 Gen4 AI Processor 4K」)。

リアルタイムAIプロセッサー「α7 Gen5 AI Processor 4K」

ジャンル(シネマ/スポーツ/アニメ/スタンダード)や、シーン(夜景/街並み/自然/スタンダード)に応じて最適な映像に調整する「AI映像プロ」、そしてジャンル(ドラマ/スポーツ/映画/ニュース/音楽)に応じたチューニングとバーチャル5.1.2chサウンドに変換する「AIサウンドプロ」を組み合わせ、地上波でも、ネット動画でもあらゆるコンテンツに合わせて、最高レベルの映像と音響で映し出すという。

ジャンルに応じたチューニングとバーチャル5.1.2chサウンドに変換する「AIサウンドプロ」

ほかにも、フレームをエリアごとに切り分け、それぞれのゾーンごとに最適なトーンカーブへ処理することで、より自然で美しく、より鮮やかかつ繊細な色表現を実現する「ダイナミックトーンマッピング」や、肌の色をナチュラルに保ちながら、さらに細部までの鮮やかな映像再現で暗部が引き締まりつつ階調豊かな映像が楽しめる「ダイナミックビビット処理」を備えている。

Dolby Vision IQ、Dolby Atmosに対応する
eARCほか、ALLM、VRR、4K120p(Dolby Vision含む)などの各種HDMI2.1機能をサポートする

個人アカウントとハンズフリー機能が追加

LG独自のwebOSを採用。新モデルでは、個人アカウント機能が追加され、アカウントごとの設定が可能に。AIプロセッサーによっておすすめのコンテンツを表示したり、ホーム画面に表示されるアプリを自分仕様にカスタムできるようになった。

個人アカウント機能が追加された
番組表のカスタマイズにも対応
好みのチームの試合をアラームで教えてくれる「スポーツアラーム」

テレビに話しかけるだけで操作できるハンズフリー機能も搭載。例えば、料理の最中で手が空いていない時や、リモコンがなかなかみつからない時など、テレビに向かって「Hi,LG!」と話しかければ、独自のAI「ThinQ AI」が起動。電源のオン・オフや音量の上げ下げなどの操作ができる。

対応する動画配信サービスは、Netflix、Hulu、Amazon Prime Video、UーNEXT、YouTube、Apple TV、Weverse、Paravi、Disney+、DAZN、V LIVE、JOYSOUND.TVなど。

75型「75QNED85JQA」
スタンド

チューナー数は、BS4K・110度CS4Kチューナー×1、地上・BS・110度CSチューナー×2。

スピーカーは、ミッドレンジ+ツイーター×2、ウーファー×2の2.2chシステムで、最大出力は40W。

HDMI入力は4系統で、うち2系統が48Gbps、4K120p信号をサポートする。ほかにも、光デジタル音声出力、ヘッドフォン、USB、LAN端子を備える。

各モデルの消費電力と年間消費電力は以下の通り。

【消費電力と年間消費電力】
・86QNED85JQA:415W 276kWh/年
・75QNED85JQA:315W 219kWh/年
・65QNED85JQA:250W 193kWh/年
・55QNED85JQA:195W 146kWh/年

65型「65QNED85JQA」

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