ほぼ100%の在宅勤務が続いて約2年。作業で使っている机に窮屈さを感じ、買い換えることとなった。Amazonで吟味し、最終的に購入したのはWearsonというブランドの「WS1465」というもの。購入時の価格は1万2,689円と、幅140cmのデスクとしては破格だった(現在は1万6,999円になっている)。
筆者がこれまで使っていたPCデスクはエレコムの「LPG-90H」というもの。強化ガラス天板でそれなりの風貌なのだが、いかんせん幅が90cmしかなく、ワイド/大型化する近年のモニターを置くのは窮屈。今はInnocnの「WR44-PLUS」という製品を使っていたりするのでなおさらだ。
また、筆者はIntelとAMDの大型デスクトップが2台あり、気分に合わせて切り替えて使っていたりする。幅90cmのデスクでは机上に置くことはできず、足元に置くため足元が結構窮屈だったりする。デスクトップPCの上の空間も有効利用できないので、いっそのこと大型のデスクを購入して、片方を机上に置けば、足元がかなり広くなって空間も有効に利用できるようになるのではないかと考えたわけだ。
というわけで注文してから2日でWS1465が届いたのだが、幅が140cmの割にはパッケージが小さくてびっくりした。開けてみてわかったが、本製品は幅70cmの板を2枚左右に繋げて140cmを実現しているのであった。それを支え、中央に横渡るフレームも2本を繋げる仕組みである。
そして中央で2枚の板を繋げる役割の金具は、ネジ穴に遊びがかなりあり、横渡るフレームに対し90度に固定するのがなかなか難しい。また、この金具と天板を繋げるネジ穴もそこそこ遊びがあるので、組み立ての段階で仮止めしつつ、2枚の天板の位置を微調整することになる。筆者は色々試行錯誤しながら組み立てたが、フレーム同士を固定するネジは天板側からなので、2枚の天板の位置を調整して固定というのができず苦労した。
最終的に、後ろの方はピッタリくっついたが、前の方は1mm未満程度の隙間が空いてしまった。しかし本製品には大型のマウスパッドが付属しており、これを被せれば隙間は気にならず、かつ中央にはキーボードを置いてしまうので、使っていて気になるものではなかった。ちなみに電動ドライバーなどを駆使しながら組み立てたため、組み立ての作業自体は1時間半ぐらいで終了した。
さて幅90cmから140cmへと大幅に大型化したデスクだが、やっぱり広々として快適。ディスプレイの横にデスクトップを置くことも可能になったので、足元に置くPCは1台だけとなり、空間を立体的に活用できるようになった。右手側にあるドリンクホルダーや左手側にヘッドフォンフックも便利。作業中にコーヒーを飲んでもキーボードにこぼす心配はないし、「Oculus Rift 2」をかけておけば息抜きのプレイも容易だ。
もう1つ「オッ」と思ったのがオマケのデバイススタンド。「PSP」や「PS Vita」、「ニンテンドーDSi」、そしてXbox 360のコントローラの収納にピッタリのサイズなのだ。底部はUSB Hubになっているので、そこから直接充電もできる。これらのデバイスは使用頻度は皆無になってしまっていたのだが、この位置になったことで出番が増えるだろう。
一方、本製品は後部にケーブル通し用の穴があったり、ACアダプタや電源タップを載せておけるトレイがあったり、フレームと天板の間にケーブルを這わせられるスペースがあったりするのだが、PCに数台に囲まれている筆者の環境では、もう1個トレイを追加したりケーブル/タップ収納ボックスを用いたりしても、ケーブルを美しくまとめるのは非常に難しかった。あまりきれいにまとめると、今度は1本だけ外したいといった時に大変なので諦めた。
もっとも、デスクトップ1台+ノートPC 1台程度の人なら、かなりスッキリできるだろうし、筆者にとって元の環境は目も当てられないぐらいにケーブルがゴチャゴチャしていたので、これでもだいぶ改善はできた。
また、本製品は天板までの距離が75cmと机としてはかなり高めなのも注意を要する。筆者は身長174cmなのでギリギリ苦にはならないが、そうでない人は座高を高くする椅子やフットレストが必要になるかもしれない。
天板の位置合わせの工夫やケーブル収納、高さなど、細かいところを見ればいくつか改善すべき点はあるが、1万円台前半で購入できるデスクとして筆者はかなり満足している。高級なゲーミングデスクはほかにも数多く存在するが、この値段で在宅勤務の環境が大きく改善され、理想に近づいたのだから、いい買い物だった。
からの記事と詳細 ( Amazonで1万2,689円のゲーミングデスクを買ってみた - PC Watch )
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