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Monday, December 6, 2021

福澤諭吉記念第60回全国高等学校弁論大会が開催されました | 大分県中津市 - 中津市

 令和3年12月3日金曜日、中津文化会館で福澤諭吉記念第60回全国高等学校弁論大会が開催されました。原稿審査で選ばれた弁士など北は北海道から南は沖縄県まで24名が出場しました。基準弁論は東九州龍谷高等学校の矢治あずささんで、大会の基準点を決める重要な役目をしっかり果たしてくれました。また、大分市の岩田高等学校にフィリピンから留学しているイアン・カルロ・コルテスさんも招待弁士として出場し、原稿を日本語で暗記してすばらしい弁論をしました。

 開会式では、主催者である奥塚正典中津市長と慶應義塾大学の井奥成彦教授から、弁士へ激励の言葉が送られました。

 芝尾仁審査員による審査方法の説明の後、基準弁論を皮切りに、弁士たちは昨夕の抽選会で決まった順番で熱弁を揮いました。弁士それぞれのテーマで、現代社会への問題提起や経験に基づいた実感のある弁論に、会場の聴衆は聞き入っていました。

 今回は60回を記念して、特別に慶應義塾大学名誉教授の小室正紀先生による「福沢諭吉と演説」と題した記念講演を行いました。自分の思いを大勢の前で話す習慣がない時代に、福沢諭吉が『学問のすすめ』のなかで、演説の重要性を説いたこと、なぜ、口頭で考えを伝えることが重要なのか、そのよさは何なのかなど、会場の高校生にわかりやすくお話されました。

 表彰式では各賞の発表の前に、井奥審査員長から「全体的にクオリティーが高く、実力伯仲で感銘を受ける弁論が多かったです。現代の社会の問題点を自分の実体験を基にした弁論は説得力がありました。高校生の未来に向けた力強いメッセージは、大変心強く感じ、特にいろいろな『命』を考える教育の大切さをあらためて知らされました。」と講評がありました。

 みごと最優秀賞に輝いたのは、『「自信」と「未来」を築くため』と題して弁論をされた、東筑紫学園高等学校の田中千夏さん(1年)でした。田中さんは、中津市出身です。

 また、市内の高校生が大会スタッフとして参加し、大会運営のための重要な役割を担い、市内外の出場者へ精一杯のおもてなしをし、60回の記念にふさわしい大会となりました。

出場弁士一覧[PDF:126KB]

成績上位者一覧[PDF:126KB]

 

   福澤旧居・記念館・寺町見学       弁論順抽選会・井奥教授による講話

 

      奥塚中津市長              井奥慶應義塾大学教授

 

       審査員               審査方法の説明(芝尾審査員)

 

     基準弁論(矢治さん)           留学生弁論(イアンさん)

 

       大会会場               最優秀賞(田中さん)

 

  小室慶應大学名誉教授による記念講演           表彰式

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