次期「iMac Pro」は2022年春に発売され、MacBook Pro(2021)と同じくミニLEDディスプレイが搭載されるとの噂が相次いでいました。そんな中こうした噂に対抗するように、iMac ProにはミニLEDは採用されず、従来どおりの液晶画面のままだとするサプライチェーン情報が届けられています(なお、上記写真は現行の24インチiMacです)。
台湾の電子部品業界情報誌DigiTimesによれば、情報筋いわく「次世代の27インチiMacがミニLEDを搭載するという憶測」が以前から流れているが、「12月に出荷される27インチデバイスは、依然として従来の液晶ディスプレイを搭載していると明らかになった」とのことです。
しかしこの直前、まさにDigiTimes自身が「27インチミニLED画面搭載iMac Proの出荷が少量ながら始まった」と報じたばかり。ということで現状は一見して矛盾する2つの記事に、アップル未発表製品ウォッチャーの間で動揺が広がっている状況です。
DigiTimesはさらに「27インチのiMacにはミニLED技術は搭載されていないが、ディスプレイに使われているLEDチップは従来のモデルに比べて30〜40%増加している」とも付け加えています。
つまり従来のiMac画面よりもバックライト用LEDの数は増えているものの、MacBook Pro(2021)ほどではないというわけです。
こうしたDigiTimes報道に異議を唱えているのが、27インチiMac ProにミニLED画面が採用されると主張してきたRoss Young氏です。Twitter上でどういうこと?と訊かれて「我々はまだミニLEDだと信じている」とリプライしています。
Young氏はディスプレイ業界のサプライチェーン調査会社DSCCにてCEOを務めており、ディスプレイパネルや画面周りのメーカーに関する内部情報を持っていると思われます。
実際、MacBook Pro(2021)が正式発表される前に120Hzの可変リフレッシュレートが採用されると予想していたのは(おそらく)Young氏だけであり、その通りになりました。
ここまでの噂話を整理しておくと、DigiTimesもYoung氏も「バックライトが増える」ことでは一致しており、それを従来通りの液晶画面と見るか、それともLEDが微小化して大量に増えたミニLED方式(iPad Pro(2021)では1万個以上)と見るかで食い違っていると思われます。
もしかすると、同じ技術に対する呼び方が異なっているだけかもしれません。
なおDigiTimesは、27インチのiMacは「24インチモデルのように複数色が提供される」とも報じています。カラバリを用意して普及を目指しているとすれば、手の届きやすい価格も期待したいところです。
Source:DigiTimes
via:MacRumors
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