ディズニー・アニメーション・スタジオが贈る最新作として、新ヒロイン・ミラベルの活躍を描く待望のミュージカル・ファンタジー『ミラベルと魔法だらけの家』。ディズニー長編アニメーション60作目の記念作品である本作を通して、知られざるディズニー・ミュージカルの制作方法や、数々の名曲を生み出してきた同スタジオの楽曲の選定方法について2人の監督が解き明かしていく。
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1950年に公開された『白雪姫』に始まり、東京ディズニーランドのシンボル城にもなっている『シンデレラ』、舞台や実写映画化もされている『アラジン』など、世代や国を超えて世界中で愛される名作を数々生み出してきたディズニー・アニメーション・スタジオ。時代に即したストーリー展開や豊かな音楽で観客を魅了してきたが、通常の映画とはひと味違う制作方法で行うらしく、監督のジャレド・ブッシュは「ディズニーの内部では、製作中に何度も違った段階で試写をやる。それはまるでブロードウェイミュージカルのワークショップみたいなんだよ。お芝居を制作しようとして、色々試しているような感じなんだ」と、驚きの事実を語る。
本作で新たに生み出されたディズニーヒロインのミラベルは、魔法に溢れる大家族マドリガル家の中、唯一“魔法”を持たない女の子。そんな彼女の家族は、5歳の誕生日を迎えると花を咲かせる能力や、動物と話せる能力など、1人1人違った“魔法のギフト(才能)”を家から授かり、ユニークで楽しい日々を送っている。
個性が輝く家族が登場する本作だが、それぞれのキャラクターを創り上げていく過程について監督のバイロン・ハワードは、「僕らはキャラクター1人1人のバックストーリーや細かい好き嫌いまでもを、みんなで話し合って考えるんだ。作曲家からインスピレーションを受けることもあるよ。ストーリーの予想を超えても、いざキャラクターに落とし込んでみると思わぬ形で息吹が芽生えるんだ」と、様々な角度からアプローチしていることを話す。
さらに、ディズニー・ミュージカルで最も重要な楽曲とキャラクターの関係についてジャレド監督は、「『ここで彼女は何か歌うべきなのか』『いや歌わないべきなのか』から話し合い、それを試写会で見せるんだ。その結果、映画に残ることもあるし、歌じゃなくてセリフのシーンに変えられることもある。試写を見た人たちに正直な意見を言ってもらうことで映画は良くなるので、これはとても大事なことなんだよ」と打ち明けた。これまで成功し続けてきたディズニー・アニメーションは、こうした多くの人々の“リアルな意見”を取り入れ続けたからこそ、世代を超えて愛される作品を生み出せていたことが分かる。
様々な魔法を操るマドリガル家の家族と、特別な才能がなくとも明るく過ごしていたミラベルが送るミュージカルファンタジーは、思わず共感してしまうような、それぞれのキャラクターのストーリーが熱い息遣いで感じられる作品となっている。
『ミラベルと魔法だらけの家』は全国にて公開中。
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