汗には体温調節という重要な役目のほかに、皮膚の保湿や抗菌という働きがあります。軽い運動を続けて「汗をかく習慣」をつけ、かいた汗は洗いながしたり拭いたりして速やかに蒸発させることも大切です。
大脳で体温の上昇を感じると自律神経が働く
汗をかく汗腺は全身の皮膚組織に存在しています。大脳の視床下部が体温の上昇を感じると、自律神経が働き、交感神経を経由して汗腺に信号が伝わります。そして、汗腺付近の毛細血管から血漿を吸収し、汗として放出します。血漿の成分はほぼ水ですが、微量のミネラルを含んでいます。汗腺はこのミネラル成分を再吸収し、残る水分を汗として放出しています。
汗腺の数には個人差があります。その数は生後2歳半くらいまでに決まるといわれ、暑い環境で育つと汗腺は多くなり、寒い地域で育つほど減少します。ただし、汗腺の数が少なくても発汗機能が高ければ汗をかきやすくなり、加齢でその機能が衰えたり、ホルモンバランスが乱れたりしても発汗量は変化します。また、発汗機能は環境にも影響を受けるため、季節による気温差が大きい地域では夏に汗をかきやすく、冬はかきにくくなることが…
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