
デジタルは私たちに何をもたらすのか
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉が流行し始めて3年ほど経ったでしょうか。以前から近い領域で、システム化や自動化を表す言葉として、BPR、RPAなどの様々なブームがありました。その中でもDXは影響力や浸透度が飛びぬけているようにも見えます。 今、日本において世界を導く地域との差が大きい領域がこのDXとも言えるでしょう。官公庁だけでなく、企業でも過去の成功体験が強力に残っているため、従業員数が多い大企業において、より顕著なようでもあります。 そんな状況下でのコロナ禍です。エッセンシャルワーカーを除き、リモートワークがほぼ強制的に導入され、紙やリアルである必要性を改めて考え直す機会となりました。ただ、DXとはそのような表面的な事象を指す言葉ではありません。印鑑や紙の稟議はわかりやすく変えられるところですが、それは始まりにすぎません。 DXのためのテクノロジーやデバイスは整っています。そして今後、取り組むべきDXの本質とは何か。本書がその謎を解き明かしてくれます。
デジタルトランスフォーメーションの好事例
本の中で取り上げられているモデルナの事例を見てみましょう。モデルナに関してはもう説明不要かもしれません。メッセンジャーRNAの技術を使って、新型コロナウイルスのワクチンを世界に先駆けて開発した会社です。日本でも大規模接種会場や職域接種で使われていることから、ワクチンを接種している人も多いはずです。 モデルナは普通の製薬会社とは少し異なります。自身を「生物学に携わるITカンパニー」と位置付けています。 以前のモデルナは、薬の開発に必要なゲノムシークエンスのデータをエクセルに手入力していたようです。手入力のデータが間違っていたら、全てのシークエンスに影響が及んでしまう状態でした。 そこで、すべてのデータをクラウドに移行して、散らばっていたデータを統合し、オートメーション化によりフルコントロールできるように舵を切りました。自社に優位性がない領域は市販のSaaSを利用し、コア領域のプロダクトは自社で設計・開発したといいます。 この市販のSaaSと自社開発のハイブリッドの構成は、参考になるのではないでしょうか。DXを推し進めたモデルナは、ワクチン開発の実績としてそのスピード感を世界に見せつけました。
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