運転支援の進化の過程で、運転者がハンドルから手を放して走行できるハンズオフは、日産スカイラインのプロパイロット2.0から導入がはじまり、スバルアイサイトX、ホンダセンシング・エリート、そしてトヨタ・アドバンスドドライブと続いて市販されることとなった。
そのなかで、ホンダセンシング・エリートのみ、自動運転の分類でレベル3を認証されているが、ほかはレベル2のままだ。
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レベル2は、運転者が走行中の全責任を負う。レベル3は一部機能において走行をクルマに全面的に任せることができ、そこではクルマが責任を負う。ただし、交通状況や交通環境あるいは天候の変化などによってクルマだけで対処できない場合に、運転者へ操作が移譲されるので、レベル4以上とならなければ完全自動運転とはいえない。
現在、ハンズオフができるのはいずれも高速道路など自動車専用道路上の車線内に限られ、これに渋滞を中心とするか、走行全般におよぶかなどの違いがある。アイサイトX以外は、走行全般で利用できる。これは、高精細の三次元地図を搭載するかどうかの違いにより、その有無は、装備の価格にも関わるので、スバルは事故発生の機会が増える渋滞に特化した機能で普及を目指す判断だ。
いずれにしても、運転支援の進化は今後も続くことになり、現時点での装備や機能の違いで優劣を競うものではない。重要なのは、何のために自動運転開発に自動車メーカーが世界で取り組んでいるかという目標である。
明らかなのは、交通事故低減であり、交通事故死傷者ゼロを目指すうえで自動運転かが欠かせないということだ。交通事故原因の9割が人間の不注意や操作間違いなどによるとの世界的な認識により、機械に任せて行った方が被害を低減できるとの期待がある。
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