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Monday, May 24, 2021

現代へ蘇った初代ミニに強化型誕生! サーキットも走れる「新車のクラシックミニ」 【動画】 - GENROQ Web(ゲンロク ウェブ)

Mini Remastered Oselli Edition

ミニ リマスタード オセリ エディション

標準モデル比70%パワーアップ!

クラシックミニ(=オリジナルミニ)を現代最新の技術で蘇らせている英国のコーチビルダー、デビッド・ブラウン・オートモーティブ(David Brown Automotive)が、最新のモデル「オセリ エディション(Oselli Edition)」をリリースした。

標準モデル比で70%パワーアップしたエンジンを搭載する高性能仕様で、60台のみの販売。1台1台ハンドビルドで作られるため決まった車両価格は存在しないが、およそ10万ポンド(約1550万円)がベースプライスとなる。

デビッド・ブラウン・オートモーティブが販売する「ミニ リマスタード オセリ エディション」のリヤビュー

デビッド・ブラウン・オートモーティブが販売する「ミニ リマスタード オセリ エディション」。60台の限定生産モデルで、価格はおよそ10万ポンド(約1550万円)から。

1台ずつハンドビルドされる「クラシックミニの新車」

2013年3月に設立したデビッド・ブラウン・オートモーティブは「21世紀のコーチビルダー」。いわゆるresto-mod(レストモッド=レストアしたうえで、現代のパーツやテクノロジーでモディファイする)ムーブメントの一翼を担う実力派ファクトリーだ。

クラシックミニをレストモッドした「ミニ リマスタード」シリーズは、1台1台ハンドビルドにて作られる逸品。剛性や遮音性に配慮したボディに、一旦完全に分解し、新品のパーツを用いてリビルド及びチューニングを実施したオリジナルの4気筒ユニットを搭載している。

デビッド・ブラウン・オートモーティブが販売するミニ リマスタード オセリ エディションのシート

デビッド・ブラウン・オートモーティブが販売するミニ リマスタード オセリ エディションは2座仕様も選択可能。サベルト製4点式ハーネスやロールケージが装備される。

2座仕様はロールケージ+4点式ハーネスを装備

デリバリーを開始したばかりの「オセリ エディション」は、公道とサーキットの両方を見据えて開発したホットモデル。バケットシートやサベルト製のアルカンターラ仕様ステアリングホイール、LSDなどを搭載するうえ、後席を取り払って2座仕様に変更することもできる。2座仕様には4点式ハーネスやロールケージを装備するとともに、オプションで追加の燃料タンクを搭載することも可能だ。

オセリ エディションは、シルバーストンにあるデビッド・ブラウン・オートモーティブの拠点でスペシャリストによりハンドビルドされた後、バッキンガムシャーのオセリのワークショップへ移送され、心臓部に命を吹き込まれる。

デビッド・ブラウン・オートモーティブが販売する「ミニ リマスタード オセリ エディション」のエンジンコンパートメント

ミニ リマスタード オセリ エディションが搭載するのは1450ccのAシリーズエンジン。最高出力125hp/最大トルク153Nmを発生する。最高速度は160km/h。“OSELLI”ロゴを付されたレッドペイントのヘッドカバーもレーシーなムードを高める。

0-100km/h加速は7.8秒

オセリは1960年代に創業した名門エンジンチューナー。経験豊富なスペシャリストを揃えており、初代ミニに搭載されていたAシリーズ直列4気筒エンジンの改良・チューンナップを得意としている。

「ミニ リマスタード」史上最強となるオセリ エディションは、SUキャブレターを2基備えた1450ccのエンジンを搭載。手作業でポート研磨を行ない、強化型のクランクシャフトとカムシャフトも採用、最高出力125hp/6200rpm、最大トルク153Nm/4500rpmを発生する。0-100km/h加速は7.8秒を記録するという。

デビッド・ブラウン・オートモーティブが販売する「ミニ リマスタード オセリ エディション」のコクピット

サベルト製のアルカンターラ仕様ステアリングホイールが印象的なコクピット。エアコンやパワステはもちろん、スマホと連携できるインフォテインメントシステムも搭載している。ちなみに左ハンドル仕様にも対応する。

“激辛”のクラシックミニでも毎日乗れるワケ

さらに、APレーシング製ブレーキ、ビルシュタインのスポーツサスペンション、ハイスピードレンジに対応したタイヤといった一連の高性能アイテムで武装。ギヤボックスはリマスターされた5速マニュアルトランスミッションを搭載する。なお、オートマティック仕様も選択することが可能で、その場合は1380ccエンジンに4速ギヤボックスの組み合わせとなる。

ミニ リマスタード オセリ エディションの“顔”としてブランドアンバサダーを務めているのが、2020年にF1ドライバーデビューを果たした若きジャック・エイトケン。彼は自身でも長年クラシックミニを所有していたほどの愛好家である。彼がオセリ エディションを操縦している様子は公式YouTubeチャンネルで視聴することができる。なにより野太いエンジンサウンドを轟かせながら機敏に疾走するミニの活き活きとした姿は必見である。

デビッド・ブラウン・オートモーティブが販売する「ミニ リマスタード オセリ エディション」の正面ビュー

デビッド・ブラウン・オートモーティブが販売する「ミニ リマスタード オセリ エディション」は全長3055mm、全幅1470mm、全高1330mm、ホイールベース2035mm。車重は1050kgだ(いずれも自社測定値)。

かくも激辛仕様のオセリ エディションだが、ミニ リマスタードの良さは「デイリーに使える」点にある。パワステ+電動ウインドウ+エアコン搭載なのはもちろん、ダッシュボードにはApple CarPlay/Android Auto対応のタッチスクリーンを備えている。USBでスマホを充電しながらお気に入りの音楽を4スピーカーのサラウンドサウンドで楽しめ、現代のモデルに遜色のないインフォテイメントとエンターテイメントを享受可能だ。

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