ヘンリー王子が結婚するまで「本物の姉弟」のように良好な関係
英王室で盤石の人気を誇る、ウイリアム王子の妻キャサリン妃。8年の交際を経て結ばれ、今年で結婚10周年となる。婚約時には「ウェイティ・ケイティ(待ちぼうけのケイトちゃん)」と不名誉なあだ名を付けられ、結婚初期には好意的ではない報道も少なくなかった。それでも献身的に夫を支える姿や飾らない笑顔で徐々に支持されるようになっていった。 その穏やかな人柄は、結婚前の義弟ヘンリー王子との関係性からも伝わってくる。2人きりで公務に臨むことが多かったため、王子は妃を本物の姉のように慕い、満面の笑みを浮かべジョークを言い合う姿が度々写真に収められている。また、王子自身もインタビューなどで母ダイアナ元妃を亡くした心の傷を妃が癒やしてくれたことを明かし、良好な関係を語っていた。 その後、ヘンリー王子が結婚。ウイリアム王子は結婚前、急ぎすぎるあまりに弟が痛い目を見てしまわないか心配したことで兄弟仲に亀裂が入ったと、ヘンリー王子夫妻の非公式伝記「Finding Freedom(自由を求めて)」で明かされている。 とはいえ当初は、英王室の“ファブ4”(素晴らしい4人組)として、世界中を熱狂させたウイリアム王子夫妻とヘンリー王子夫妻。しかし弟夫婦の結婚からわずか1年8か月後、共同名義だった王室チャリティ団体をヘンリー王子とメーガン妃が離脱し、兄弟は決裂することとなった。その後、4人の不仲報道は過熱。そして“王室引退”となり、兄弟は完全に別の道を進んでいくことが宣言された。
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