日本のアニメ創生期から活躍し、「ルパン三世」「未来少年コナン」などを手掛けたアニメーター、大塚康生さんの訃報に、ネット上には多くのファンや関係者から悲しみの声があがっている。
「思い出のマーニー」「メアリと魔女の花」などを手がけた元スタジオジブリの米林宏昌監督は15日、ツイッターで「大塚康生さんが亡くなったんですね…ジブリ入社3年目くらいに若手に原画の授業をしてくださいました。面白いエピソードをはさみながら、わかりやすく原画のノウハウや心構えを教えてくれました。一生の宝物です」と、大塚さんからのアドバイスなどが書かれたメモの写真を公開し、「ご冥福をお祈りします」と悼んだ。
アニメ「呪術廻戦」「ユーリ!!! on ICE」などのキャラクターデザイン・総作画監督で知られる平松禎史氏は「大塚康生さんが亡くなった…。直接にはご挨拶程度の接点しかなかったけども、大塚さんの仕事を見てなければボクはアニメーターになっていなかった。一枚絵でも動きでもシルエットを重視、きれいに整えすぎない、乗り物や銃器を描く楽しさ、ユーモアの大切さ、これからも線一本引くたびに大事にします」とツイートした。
将棋の羽生善治九段の妻で元女優の理恵さんは、「大塚康生さん 心よりお悔やみ申し上げます」と悼み、「躍動感溢れるルパンのカーチェイスや、セクシーかつキュートな不二子ちゃん、精巧な車やマシン画が大好きでした。沢山の素晴らしい作品を世に届けてくださってありがとうございました」と感謝の言葉をつづった。
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