連載《Fashion × Analytics》
全国のアパレルショップの情報を集めたウェブメディア「FACY MEN(フェイシーメン)」。提供元のファッション系ベンチャー、スタイラー(東京・渋谷)が、月間100万人を超える利用者の閲覧情報を分析、次のトレンドを読み解く。FACY MENのメディア内では、「財布・小物」に関するカテゴリーの記事がよく閲覧されていた。このカテゴリーの記事で、最も多かった頻出語は「ミニ財布」だった。クレジットカードや免許証など、必要最低限のものをコンパクトに持ち運べるミニ財布。キャッシュレス化の流れが強まる近年、より一層需要が高まっているアイテムだ。これから大人が手に入れるなら、どんなものを選ぶべきか。FACYに登録する各店におすすめを聞いた。 【写真はこちら】カードが飛び出す! オランダ発ミニ財布はデザインもスマート
■高品質レザーの国産ミニ財布 価格も魅力的
まずは熊本市の「ORANGECOUNTY(オレンジカウンティ)」オーナーの大島隆氏に話を聞いた。紹介してくれたのは、Butler Verner Sails(バトラーバーナーセイルズ)の一品だ。メイドインジャパンにこだわり、長年使える商品を手がけるブランドだという。 「大きく開くコインポケットと、5枚ほど収納できるカードポケットが配置されているので、とても使い勝手がいいです。もう一つ注目してほしいのが、アメリカの老舗タンナー(なめし業者)であるホーウィン社のレザーを使用していること。厚みがあり、堅ろう性に優れています。油分を多く含んだツヤのある質感が、長期間使うことにより味わい深く変化していくのも魅力ですね」 使う素材にこだわりながら、価格が1万円を切るという点も人気の理由だ。 「リーズナブルですが、短いスパンで買い換える消耗品というよりは、愛着を持って長く使うものとして購入していただいています。カップルで来店されて、女性が男性にすすめるケースが多いですね。プレゼントとしてもちょうどいいと思いますよ」
■キャッシュレス大国の定番 スマートで機能的
「ミニ財布はビジネスシーンで使われている方が多いです。選ぶ際、特に注目してほしいのは厚さですね。胸ポケットに入れても目立たないくらいのものがベストだと思います」 そう語るのは、「JOURNAL STANDARD(ジャーナルスタンダード)京都藤井大丸店」の関大地氏だ。条件に合う一品として、SECRID(セグリッド)の「CRISPLE」を紹介してくれた。 「キャッシュレスが進んでいるオランダ発のブランドです。付属のレバーを引くと、収納されているカードが飛び出し、一目で確認できます。収納性だけでなく、取り出す際の使い勝手にもこだわった一品です」 日本ではまだ見慣れないが、電子決済が進んでいるオランダではすでに市民権を得ているブランドなのだという。その魅力はどうやら機能性だけではないようだ。 「無駄を削ぎ落としたシンプルなデザインも支持される理由です。当店でも見た目を気に入って購入される方は多いですね。価格も手頃なので、人とかぶりにくい色を選ぶのもおすすめです」
からの記事と詳細 ( 財布を変えて気分一新! 大人は今「ミニ財布」、胸ポケットに収まる薄さ(NIKKEI STYLE) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
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