“オルロッグ”は,ゲーム中の街中や静かな場所で待機しているNPCと楽しめるゲームで,絵が描かれた6つのダイスを木器の中で振り「ライフソース」と呼ばれる小石をすべて失ったほうが負けるというものだ。サイコロは1回の“ロールフェイズ”ごとに3度振り直すことができ,最終的には6つ全てをテーブルの上に置いて相手と勝負していく。
サイコロに描かれた絵は,斧(メレーダメージ1ポイント),矢(レンジダメージ1ポイント),ヘルメット(メレーディフェンス1ポイント),盾(レンジディフェンス1ポイント),そしてガントレッド(相手のHPを1ポイント奪取)に,絵なし(進物)という6パターンで,3回のロール後に続く“結果フェイズ”でテーブル上のサイコロの対戦結果が自動換算される。
面白いのは絵なし面で,これを複数集めていくことで北欧神話の神々の力を得られるという部分だ。例えばソーの加護であれば「4個の進物で相手の2HPを奪い,12個であれば8HPを奪う」というような,ゲームの流れを一気に変えてしまうものになっている。
“オルロッグ”とは,古代北欧地方の言葉で「運」を意味する言葉で,昔から実在する遊びではなく「アサシン クリード ヴァルハラ」のために,Ubisoft Singaporeの開発チームが創作したものだ。
Ubisoft Montrealの副開発ゲームディレクター,ベロア・リシャー(Bnenoit Richer)氏が,海外のボードゲーム専用メディアDicebreaker(外部リンク)で明らかにしたところによると,もともとはカードゲームのようにさまざまなデザインのサイコロを集めていくというコレクションの1つだったが,簡略化された結果生み出されたゲームで,11月10日の「アサシン クリード ヴァルハラ」ローンチ以降,気軽に楽しめるミニゲームとしてファンに好評であることから,“オルロッグ”製品版の制作に踏み切ることにしたという。
一見すると単純ながら中々奥の深そうなオリジナルゲームなので,今から「アサシン クリード ヴァルハラ」のゲーム中にやり込んで,マスターしておくのも良いだろう。
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November 24, 2020 at 10:21AM
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「アサシン クリード ヴァルハラ」のミニゲーム“オルロッグ”がボードゲームとして2021年にリリース決定 - 4Gamer.net
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