総合スーパーの平和堂(滋賀県彦根市)が農業に参入した。野菜や果物を栽培する自社農場「平和堂ファーム」を整備し、十月下旬から滋賀県内の店舗でミニトマトの販売を始める。安全で新鮮な商品の提供に加え、地元への社会貢献として持続可能な農業の推進にも努める。 (相馬敬)
農場は同県野洲市の休耕地を借り、ビニールハウスと露地を整備した。面積は計一万一千六百平方メートル。売れ行きが好調で、今後も販売増が見込めるミニトマト、イチゴ、小カブの三品目を作付けした。順次、栽培面積を増やし、二〇二四年度には三倍程度に拡大する。同年度の出荷額は一億円を見込む。
農場では、農薬を減らして栽培する。ハウスに温度などのセンサーを取り付け、温度や湿度、二酸化炭素(CO2)の濃度などを常に計測。壁や遮光・保温カーテンを自動で開け閉めするなどして労力を省きながら、最適な栽培環境を保つ。
ミニトマトに続いて、十一月から小カブ、十二月中旬からイチゴも出荷する。大型スーパー「アル・プラザ」など十店舗で自社ブランド商品として販売し、県外も含めて他店舗に順次、拡大する。
国の調査によると、滋賀県内の農業就業人口は一五年までの五年間...
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