(ワシントン中央社)米国、オーストラリアの両政府は28日、米ワシントンで外務・防衛担当閣僚協議(2プラス2)を開き、共同声明で、台湾がインド太平洋地域で果たす重要な役割を再確認した。同時に、台湾との強固な非公式関係を維持し、台湾の国際参加を支援することで一致した。
米国からはポンペオ国務長官、エスパー国防長官、オーストラリアからはペイン外相とレイノルズ国防相が出席。協議は27日から2日間にわたって行われ、終了後に共同記者会見が国務省で開かれた。
共同声明では、主権国家であることを参加要件としない国際組織への台湾の参加を支持し、主権国家であることが参加に必要な国際組織にはオブザーバーやゲストとして有意義に参加できるよう後押しする方針が示された。
また、米豪両政府は、最近の出来事は台湾支持への決心をより一層強めたと強調。両岸(台湾と中国)の不一致は、平和的かつ双方市民の意向に沿って、脅迫や強制に訴えることなく解決されるべきだと改めて言及した。さらに、太平洋の島国への開発援助を中心として台湾との援助協調を強化することを表明した。
ポンペオ氏は記者会見で、オーストラリアが台湾の世界保健機関(WHO)総会参加を支持しただけでなく、新型コロナウイルスに関する偽情報を拡散させたとして中国を公に非難したことに触れ、オーストラリア政府を称賛した。
(徐薇婷/編集:名切千絵)
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July 29, 2020 at 12:04PM
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米豪、インド太平洋における台湾の重要な役割を再確認 外務・防衛閣僚会合 | 政治 | 中央社フォーカス台湾 MOBILE - 中央社フォーカス台湾
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