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Saturday, May 30, 2020

<茨食健美 大和沙織のこだわりレシピ>ミニトマトのツナわさび和え 県特産で免疫力アップ:東京新聞 TOKYO Web - 東京新聞

 カエルの合唱が聞こえ始めました。梅雨が明ける頃には、もう少し出掛けられるようになっているといいな、なんて、考えてしまいますね。

 さて、今月紹介するのは、これから旬を迎えていくミニトマトを使ったパパッとできる一品です。

 本県は全国有数のトマトの生産地で、ミニトマトは特にトップクラスの生産量。品種も多く、最近では緑やオレンジ、黄色などカラフルなミニトマトも。

 県内ではJAほこたの「あまエル」「ちゅう太郎」、筑西市のNKKアグリドリームの「スーパーフルーツトマト」、JA水郷つくばの「龍ケ崎トマト」など、さまざまなオリジナルトマトがあります。

 「トマトが赤くなると医者が青くなる」とよく言われるように、栄養素が豊富。赤い皮の成分であるリコピンには強い抗酸化作用があり、有害な活性酸素を除去して老化やがんを予防する働きがあります。リコピンは加熱した方が効率良く取れるので、トマト缶やトマトジュースでもしっかりと補給できる栄養素です。

 また、肌や粘膜の健康を保ってくれるβ(ベータ)カロテンも多く含まれ、免疫力を上げてくれる。他にもむくみや高血圧を抑制するカリウムや、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群なども含まれています。

 昆布と同じうまみ成分のグルタミン酸も豊富に含まれ、ダシ代わりにも使えます。刻んでみそ汁に入れたり、和風の煮物に加えたりしてもおいしいです。

 今回のツナわさび和えはそのまま副菜で食べても、そうめんや冷やし中華の上に乗せてもおいしいです。ツナ缶はノンオイルを使用しましたが、オイル漬けでももちろん大丈夫です。

 その場合は、ごま油は入れず、すりごまを加えると良いと思います。大葉やコーン、ミョウガやショウガなどお好みでアレンジも楽しめます。組み合わせを探してみてください。

 寒暖差が激しい季節ですが、迂闊(うかつ)に風邪も引けないご時世ですので、県内のおいしい食材でしっかり栄養を取り、いつも以上にご自愛してお過ごし下さいね。

◆材料2人分(109キロカロリー)

ミニトマト 200グラム

キュウリ 1本

ツナ缶(ノンオイル) 1缶

わさび 小さじ1

長ネギ 1/3本

ごま油 小さじ1

しょうゆ 小さじ4

みりん 小さじ1

◆作り方

(1)長ネギはみじん切り、ミニトマトは縦に半分、キュウリは1〜1.5センチ角に切る。ツナ缶は汁気を切っておく。

(2)耐熱容器に長ネギ、ごま油、しょうゆ、みりんを入れ、ふんわりラップをして電子レンジ600ワットで1分半加熱する。

(3)(2)にわさび、ツナ缶を加えてよく混ぜる。

(4)ミニトマトとキュウリも加えて大きく混ぜ、冷蔵庫で冷やす。

<やまと・さおり> 管理栄養士、料理研究家。1989年、水戸市生まれ。東京農大卒。市内で「お料理教室オムスビ」を開講している。

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