Appleは2020年から2021年にかけて、新型iPad ProやMacBookなど多くの製品にミニLEDディスプレイの採用を計画していることが報じられるなど、関連企業を含めて、この市場の動きが活発化しています。
製造ラインの転換を含めてミニLEDディスプレイ生産へのシフトが続く
世界最大手のLEDチップメーカーであるEPISTARは、この分野で先進的な技術を持っていることから、他社に先んじて各種デバイスに採用される可能性が高いと見込まれています。
同社は青色LEDの製造ラインのうち、95%をミニLEDに転換することを計画しています。これにより、今後2年間の需要拡大予測に合わせた供給を可能にすることを目指しています。
このEPISTARの計画は、AppleのミニLEDディスプレイ搭載製品に関する噂と、発売予測にも一致しています。
当初予測からの遅れと今後の課題
ミニLEDディスプレイは、2018年後半から採用製品が市場に投入され、2019年には市場規模が大きく拡大すると予測されていました。
しかし、米国と中国との間での貿易紛争や、新型コロナウイルスの影響もあり、当初の見込みよりも市場の立ち上がりが大きく出遅れています。
この市場が今後大きく拡大するかは、Apple製品への採用と、販売量の拡大によるところが大きいと見られています。キーデバイスであるミニLEDディスプレイ用の小型LEDを製造するEPISTARだけではなく、周辺メーカーを含めた動きが活発化しています。
今後の主要課題である、生産コストの削減による需要の増加を実現すべく、関連各社の積極的な投資と開発が今後も続いていく見込みだと、LEDinsideは報じています。
Source:LEDinside
Photo:EPISTAR
(FT729)
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March 05, 2020 at 11:08PM
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