新年の金運上昇を願い財布を新調しようとお考えの方もいるだろう。「春」は「張る」に通じ、お札がぎっしり詰まるということで縁起がいい「春財布」。従来の長財布もいいが、キャッシュレス化が進む昨今、ミニ財布という選択はどうだろう。バリエーションもぐんと増え、カード情報を盗み取る「スキミング」予防機能付きの新手のタイプも続々登場している。トレンドのミニ財布を東京都内の百貨店で探した。
三つ折りミニ 6つのカード収納ポケット
《伊勢丹新宿店メンズ館》 伊勢丹新宿店メンズ館でまず目にとまったのは「エキセントリ」の三つ折りミニ財布。北欧・ノルウェー発のブランドで小銭入れが付いたタイプとそうでないタイプの2種類があり、素材は基本牛革という。
キャッシュレス時代に対応し、クレジットカード類を収納する専用スロットを6つ備え、ID情報を埋め込んだRFと呼ばれるタグから無線通信で情報をやりとりする行為をブロックする機能があるため、スキミング予防にも威力を発揮する、という。側面には「窓」があり、スイカやパスモなど頻繁に使うカードは「窓」がついた側面に入れておけば、親指で窓をワンフリックするだけで簡単に出し入れでき、便利だ。
日本で今、キャッシュレス化が進行中とはいえ、やはりお札や小銭が必要という場面もある。そんな時も、エキセントリならお札を入れられ、さらに小銭入れ付きタイプなら、自販機などでも安心だ。財布自体コンパクトなので、かさばる心配もない。ショップ担当(メンズアクセサリー)のアシスタントバイヤー、深谷一仁さんは「小銭需要を反映してか、小銭入れが付いたタイプも人気で、色のバリエーションも豊富なので、女性向けのギフト需要もある」と話す。
一方、スタイリッシュなデザインで「30代の男性らをひき付けている」(深谷さん)のが「ダンゴ」のミニ財布。米国発のブランドで、ハンドメードにこだわる。レザー(革)とアルミニウム合金、シリコンと3つの異なる素材を組み合わせ一体化させた本体にはカードが10枚程度入る。スキミング防止機能もしっかり備え、お札は片側のシリコンバンドに折ってはさめばいい。支払いはもっぱらカードという人には便利だろう。
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December 26, 2019 at 01:00AM
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キャッシュレス時代の財布はミニ スキミング予防にも|Men's Fashion|NIKKEI STYLE - 日本経済新聞
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