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Monday, December 25, 2023

井浦新や東出昌大がミニシアターのために奔走「止められるか、俺たちを」続編の予告編(監督コメントあり) - 映画ナタリー

本作は、若松孝二が代表を務めていた若松プロダクションの黎明期を描いた「止められるか、俺たちを」の続編。若松が愛知・名古屋に作ったミニシアターを舞台に、映画と映画館に吸い寄せられた若者たちの群像劇が展開される。前作に続いて井浦新が若松を演じたほか、支配人・木全純治役で東出昌大、劇場アルバイト・金本法子役で芋生悠、本作の監督でもある井上淳一役で杉田雷麟が出演。コムアイ有森也実田中要次田口トモロヲ門脇麦田中麗奈竹中直人もキャストに名を連ねた。

予告編では、若松プロに弟子入りしながら苦悶する若き日の井上らの葛藤とともに、若松や木全が「映画を作ること」「映画を届けること」の難しさに打ちのめされながらも尽力する姿が映し出される。音楽は黒猫チェルシーのベースなどで知られるミュージシャン・宮田岳が担当し、中野ミホが歌う主題歌も書き下ろした。

監督・脚本を担った井上淳一は「本編を観てもらう前にまずは予告編を観てもらいたい。ミニシアターを応援するために作った映画が入らずに、ミニシアターの足を引っ張ったのではシャレにならない。ミニシアターの危機は未だに続いている。それを伝えたい。伝えて欲しい。この映画に限らず、ミニシアターに足を運んで下さい」とコメントしている。

「青春ジャック ~止められるか、俺たちを2~」は3月15日より東京・テアトル新宿、アップリンク吉祥寺、愛知・シネマスコーレ、大阪・シネリーブル梅田ほか全国で順次公開。

コロナ禍で危機が叫ばれたミニシアター。どうにか入る映画を作って、ミニシアターを応援したいとずっと願ってきた。そう願って作った映画が図らずも師・若松孝二がミニシアターを作る話になろうとは。
残念ながら、我々が作る規模の映画は、届く人にしか届かないのではなく、届く人にも届かない。こういう映画があるということすら知られることなく、ひっそりと消えていく運命にある。せめて映画の顔である予告編だけでも面白いものを作りたいと四苦八苦した。出来上がったものが、果たして映画の魅力を伝えているか、確信はない。しかし、公開まで3ヶ月弱。これが我々の顔になる。本編を観てもらう前にまずは予告編を観てもらいたい。ミニシアターを応援するために作った映画が入らずに、ミニシアターの足を引っ張ったのではシャレにならない。ミニシアターの危機は未だに続いている。それを伝えたい。伝えて欲しい。この映画に限らず、ミニシアターに足を運んで下さい。

この記事の画像・動画(全2件)

  • 「青春ジャック ~止められるか、俺たちを2~」メインビジュアル
  • 映画「青春ジャック ~止められるか、俺たちを2~」予告編

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