ミニ・クーパーSのホイールの傷、完璧に補修!【クロプリー編集長コラム】
もくじ
translation:Kaoru Kojima(小島 薫)
「当たり前」の存在
珍しいことに最近、我が家の2019年モデルのミニ・クーパーSは、家族の注目を集めている。
ミニは我が家のクルマのなかで使用頻度が圧倒的に高い(2年間で3万mile/約4.8万km走行)。とても運転しやすく、いつしか我が家ではミニが良くできたクルマなのは「当たり前のこと」と思うようになった。
力強いエンジン、クイックなステアリング、操作性の良さといった長所のおかげで運転も楽しいが、そのことさえもいわば「当然のこと」と認識されているのだ。
このことを通して、クルマというものは多くの優れた点と、それほどでもない点が共存するのが良い、ということについて考えさせられた。
人気の高い優秀なクルマを所有するのは素晴らしい。
だが、ミニというクルマにとっていまは、安定感よりも急進的な改良が求められている時期なのかもしれない。
とはいえ、次世代ミニは手堅さを優先して開発が進められていることを、私たちはすでに知っている。
職人の魔法
冒頭にお伝えしたように、我が家のミニは最近、家族から脚光を浴びた。その理由は、家族の1人がフロントのアルミホイールを縁石に当ててしまったからだ。
普段このミニに乗っているのは妻なので、とくに彼女にとっては残念な出来事になるはずだった。だが、幸いなことに今回はそうならなかった。
グロスターシャ(イングランド南西部の州)のミニの販売店で働く、ミッキーという名の腕利きの職人が助けてくれたのだ。
彼の巧みな旋盤操作のおかげで、まるでマジックのようにホイールの傷は消えてしまった。もし自分の目で実際にその作業を見ていなかったら、これほど完璧に補修できたことを信じられなかっただろう。職人技とはまさにこのことだ。
画像 期待大! 次期ミニ・プロトタイプ【クーパーS試作も登場】 全20枚
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