トマトの生産が盛んな八代市で、地元の農家や企業が規格外のミニトマトを使ったスパイスを共同開発し、１日、市長に商品の完成を報告しました。
１日、八代市役所を訪れたのは、いずれも地元にあるトマトを生産する農業法人と市内の商品企画会社、それに、スパイスの調合にノウハウのある唐揚げ店の代表３人です。
３社はフードロス対策として、見た目や大きさが不ぞろいな規格外のミニトマトを活用しようと、粉末にしたトマトにブラックペッパーやバジルなどを加えたスパイスを新たに完成させました。
試食した八代市の中村博生市長は「トマトの甘みが感じられて、とてもおいしかったです。今後も地元の農産物を使った魅力的な商品の開発を期待しています」とあいさつしました。
また、スパイスの開発と合わせてトマトをテーマにしたＳＦ小説も制作され、一緒に販売されるということです。
商品企画会社の日隈志郎代表取締役は「トマトが苦手な人にも、おいしく感じていただけるスパイスが完成しました。今後も八代産のものを使い、フードロスを減らしながら、おもしろい商品を作っていきたい」と話していました。
この商品は今月中旬をめどに、当面はインターネットを通じて販売されるということです。
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