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Sunday, June 5, 2022

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SAMURAI BLUE、ブラジル戦へ向けてミニゲームなどで調整

SAMURAI BLUE(日本代表)は6月4日(土)、2日後に控えたキリンチャレンジカップ2022第2戦のブラジル代表戦(6日、東京・国立競技場)へ向けて千葉県内で練習を行いました。

さわやかな快晴の空の下、前日の練習では軽めの調整だったパラグアイ戦の先発組なども出場時間の長かったメンバーも合流。負傷の影響で前日まで部分合流だった守田英正選手(CDサンタ・クララ)も全メニューを精力的にこなしましたが、負傷でリカバリー調整中の冨安健洋選手(アーセナル)と足に違和感を覚えた浅野拓磨選手(VfLボーフム)は別メニューで体を動かしました。

選手たちはランニングやストレッチ、アジリティアップのトレーニングで体をほぐした後、フィールドプレーヤーは5~6人ずつのグループに分かれてパスワークを確認。受け手と出し手のタイミングや、パスを出した後のラインの押し上げなどを意識しながら動きをチェック。二人一組でヘディングやパス交換を行った後には、ハーフコートで11対11のミニゲームを実施しました。

1回約10分を3本行い、1本目と2本目ではFWや中盤、GKを入れ替えて、それぞれのポジションでの動きやコンビネーションを確かめました。

ピッチサイドで選手の動きに鋭い視線を送っていた森保一監督からは、時折、前線の選手や中盤の選手へ留意点が伝えられ、選手たちは球際や位置取りで熱の入った激しい競り合いを繰り広げながら、互いの連係を確認していました。

全体練習は70分ほどで終了。その後は選手各自でそれぞれの練習を行いました。

南野拓実選手(リバプールFC)、久保建英選手(RCDマジョルカ)、上田綺世選手(鹿島アントラーズ)はシュート練習を実施。伊東純也選手の上げるクロスボールからに合わせる形やパスの組み立て、ミドルレンジなどさまざまな形でのシュートに取り組んでいました。

長友佑都選手(FC東京)、守田選手、山根視来選手(川崎フロンターレ)らはジョギングで調整し、古橋亨梧選手(セルティック)はボールを扱いながらフィールドを周回。板倉滉選手(シャルケ04)はロングパスに取り組み、原口元気選手(1.FCウニオン・ベルリン)と堂安律選手(PSVアイントホーフェン)は室内トレーニングへ移りました。GK陣はクロスボールへの対応やロングフィードを繰り返していました。

最後にピッチを後にしたのは前日に続いて冨安選手でした。パスやドリブルなども加えながら徐々に動きの強さを上げて入念に調整していました。

また、この日の練習には、田嶋幸三JFA会長も練習場に姿を見せました。

代表チームの練習前に、JFAの社会貢献活動「アスパス!ビーチクリーン」の一環として、高円宮記念JFA夢フィールドのある幕張海浜公園周辺の海岸エリアの清掃活動が行われ、田嶋会長も参加。活動参加で練習見学に招待された一般参加者も、ピッチ外から代表チームの練習を見守りました。

練習終盤のシュート練習を行っていた久保選手に、活動に参加したお子さんから「お誕生日おめでとう」と声がかかると、この日21歳になった久保選手は「ありがとう!」と応えて、和やかな雰囲気に包まれました。

なお、2日の韓国代表戦での勝利(5-1)を経て3日に日本入りしていたブラジルも、この日は試合会場となる国立競技場で練習を実施。多くの報道陣が集まったなかで約2時間かけて体を動かし、日本戦へ向けた調整を行いました。

ブラジルの来日は優勝した2002年に日本と韓国が共催したFIFAワールドカップ以来ですが、日本との国内での対戦は2001年FIFAコンフェデレーションズカップ(0-0ドロー)以来となります。

その後直近10年間の対戦では、日本はブラジル国内を含めて海外で4度対戦して4敗です。通算成績では2分け10敗と日本は勝星がありません。

久保選手はブラジルとの対戦に「ワクワクしている」と話し、板倉選手は「ブラジルは本当に世界のトッププレーヤーが集まっている。組織で戦うこともだが、個人の局面において球際で負けないことが大事になる」と話していました。

チームは5日(日)に公式練習に臨み、6日(月)、19:20キックオフの試合に備えます。

選手コメント

DF #4 板倉滉 選手(シャルケ04/ドイツ)
パラグアイ戦の90分でいろんなことを試せたと思います。チームとしてもですが、個人としても久しぶりにアンカーで出て、ここ最近なかったポジションだったので、多少いつもと違う感覚でしたし、シーズン最終節の試合から少し試合が空いたというコンディションもあって、自分としてはもっとできたという印象です。でも結果的にはチームが良い形で勝てたので良かったと思いますし、(後半開始から)45分出たことで感覚は取り戻しました。ブラジルはうまいですし、あのクラスの選手とは実際に対峙してみないと分からないところがありますが、常に先手を取ることを意識してやらないと止められないと思っています。相手に食いつき過ぎると裏を取られてしまうので、そこはいつも通り考えながらやっていきたいと思います。

DF #20 中山雄太 選手(PECズヴォレ/オランダ)
パラグアイ戦は僕自身、数字を残せるようなシーンがあったので、自分のできはよくなかったですし、いつももっとできたなと思うところはありますが、あの試合はそれを結構感じました。次、試合に出たら、第1戦での自分の課題をクリアにしつつ、チャレンジしていきたい。次は特にレベルの高い強豪国なので、その精神は強くもってやりたいと思います。どの選手からも良いところは盗もうと思っていますし、学ぶところは多くあるので、しっかり自分の成長につなげていきたい。強豪国とやる試合ではリスペクトし過ぎないことが大事だと思います。ワールドカップを見据えて、強豪国を相手に何ができて何ができないかを整理できるようにしたいです。しっかりチャレンジすることでエラーや得られるものがあると思う。今あるものプラス、新たに挑戦するチャレンジすることが必要ですし、次につながると思います。

MF/FW #8 原口元気 選手(1.FCウニオン・ベルリン/ドイツ)
パラグアイ戦は、いい試合ができたと思います。いろんな面の環境が整って、いろんなことが噛み合って、いいものを出せたと思いましたし、いつも通り所属クラブであるウニオンでやっているプレーができたと思います。攻撃で違いを作れることを意識していましたし、同じインサイドハーフで出場した鎌田選手は得点で、僕はアシストという形で結果が出て、良さや特長が出たと感じています。次のブラジル戦は、まず失点しないことが大事です。失点すれば相手は世界一うまいチームなので、簡単にはがされ続けて苦しい状況になります。なるべく耐え続けて、そのなかでボールを取ったときに僕らの時間を作れることがポイントになると思います。世界一の相手ですが負ける姿は見せたくないですし、勝っている日本代表を見せたい。ワールドカップで僕らに期待してもらえるような戦いを見せたいと思っています。

MF/FW #11 久保建英 選手(RCDマジョルカ/スペイン)
ブラジルの韓国戦は見ましたが、ブラジルは調子がいい。世界ランク1位のチームが調子いいと、こうなるんだなと感じました。僕は代表チームではこんなに格上のチームと試合をするのは初めてなので、ワクワクしています。僕個人としては、今年は怪我のあと、あまりうまくいかなかったので、そこが一つのターニングポイントになってしまったと思います。その中で一度もらったチャンスをふいにしてしまって、代表ではその中でのスタートです。この前の試合は焦りも少し出て、うまく試合に入れずに、本来の自分の良いプレーが出せなかった。今度は一から割り切ってやれると思うので、焦りもなくやれると思っています。肉体改造も徐々に変化が目に見えてきたかと思うので、あとはそれと自分のスタイルに折り合いをつけてやれればと思います。ワールドカップを経験できるように頑張りたい。

2022年6月6日(月) 19:20 キックオフ(予定)vs ブラジル代表
会場:東京都/国立競技場
大会情報はこちら

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