『minisode 2: Thursday’s Child』の「HATE」バージョンは、初めての別れのあとに傷つき怒り出す少年の姿を描いた。TOMORROW X TOGETHERは涙が流れるように「Good Boy Gone Bad」、「HATE」などの文字が流れているモノトーンの空間を背景にブラック・レザーの衣装を着てポーズを取り強烈なカリスマを見せた。5人のメンバーが口にバラの花を咥えてライターで火を着けるように集まった団体カットも目を引く。
TOMORROW X TOGETHERは「初の別れ」をテーマに「MESS」、「END」、「HATE」の3つのコンセプト・フォトを公開した。5人のメンバーは初めての別れを経験したあとの混乱と悲しみ、そして怒りなど多様な感情をコンセプト・フォトに盛り込み、新アルバムとタイトル曲への期待感を高めている。
(P)&(C) BIGHIT MUSIC
▼リリース情報
TOMORROW X TOGETHER
4thミニ・アルバム
『minisode 2: Thursday's Child』
映像には『FEARLESS』に収録された5曲のハイライト音源が収められている。最初のトラック“The World Is My Oyster”はファッション・ショーのランウェイが連想される強烈なリズムとサイケデリック・ムードが調和した曲。タイトル曲“FEARLESS”は パンク・ベースのオルタナティヴ・ポップ・ジャンルの曲で、世界の視線に動揺せず、恐れることなく前に進む、というメッセージが込められている。ボールドなベース・リフとグルーヴのあるリズムはパフォーマンスへの期待感が高まる。
KIM CHAEWONとHUH YUNJINが作詞に参加した“Blue Flame”は、洗練されたメロディで神秘的な雰囲気を醸し出すディスコ・パンク・スタイルの曲。“The Great Mermaid”は、童話「人魚姫」をLE SSERAFIMの視線で再解釈した歌で、「欲しいものは全部手に入れる。それでも私を水の泡にすることはできない」という歌詞が印象的な曲となっている。イソップ童話の中の「キツネとブドウ」の物語からモチーフを得た“Sour Grapes”は、愛に対する純粋な好奇心と、自分自身をより大切にする利己的な面が共存する心理を歌っている。
LE SSERAFIMの1stミニ・アルバム『FEARLESS』には、パン・シヒョク総括プロデューサーをはじめ、BTSの“Life Goes On”を作業したシンガー・ソングライターのBLVSHや米ポップ・アーティストのDestiny Rogers、プロデューサー・チーム 13、Supreme Boiなど、有名ミュージシャンが大勢参加している。
『minisode 2: Thursday's Child』の「MESS」バージョンは、初めて別れたあと、すべてが台無しになってしまったという思いで混乱する少年の姿を取り入れた。コンセプト・フォトの中のTOMORROW X TOGETHERは行き止まりの狭い道でモノトーンのセンシュアル・ルックの姿でポーズをとり、ダークなオーラを発散する。
様々なオブジェも別れたあとの激烈な感情を極大化。風船、ヘルメット、傘など愛していた恋人との思い出が詰まったアイテムが道に捨てられている。さらに壁と電柱にはグループ名を意味する「TOMORROW」と「TOGETHER」、アルバム・タイトル「Thursday’s Child」が書かれたポスターとステッカー以外に「Good Boy Gone Bad」という文字が書かれたポスターがあり、好奇心を刺激する。
TOMORROW X TOGETHERは、「MESS」バージョンのソロ・コンセプト・フォトで初めて別れを経験した少年の感情をさらに強烈に表した。5人のメンバーは別れに傷つくと同時に怒りに満ちたような、複雑な感情が入った目つきで正面を見つめている。特に彼らの口の周りのにじんだ口紅が目を引く。
(P)&(C) BIGHIT MUSIC
また、「MESS」バージョンのコンセプト・クリップでは暗い夜、狭い路地を歩き回るTOMORROW X TOGETHERの姿が描かれている。5人のメンバーはバラの花、傘、クマのぬいぐるみなど、愛した恋人との思い出が詰まった物が捨てられた狭い路地を歩き回りながら、初の別れあと、混乱する少年の姿を表現した。
コンセプト・クリップは、路地を彷徨うTOMORROW X TOGETHERの姿と彼らの強烈な目つき、各種小物と赤色の照明が感覚的に調和し、一編のファッション・フィルムのような雰囲気に仕上がっている。特にモノトーン・センシュアルック姿のTOMORROW X TOGETHERは特別な比率など、今まで見られなかった強烈なヴィジュアルで注目を集めた。