最近のアップル製品はミニLEDバックライト画面の採用が相次ぎながらも、有名アナリストMing-Chi Kuo氏は新規のミニLED製品は2022年内には出そうにないと予想していました。
しかし、もう1人の信頼性が高いアナリストが「27インチのミニLED画面を搭載した新製品が6月頃に発表される」ことを確信していると述べています。
先日Kuo氏は部品の調達にかかわるコストの問題から、アップルが年内にミニLEDディスプレイを搭載した新製品を投入する可能性は低いと述べていました。12.9インチiPad Proなど既存のミニLED製品の後継モデルは出るかもしれないが、追加でミニLEDに移行する製品はないというわけです。
が、その後にディスプレイ専門アナリストのRoss Young氏が、27インチのミニLEDディスプレイが6月頃に出ることに「かなり自信がある」とツイート。おそらくKuo氏の発言を受けるとともに、先週述べていた予想を再確認したかっこうです。
さらにYoung氏は同じツイートのなかで「彼ら(アップル)がそれをどう呼ぶのか分からない」ともつぶやいています。これは前に示唆した「Studio Display Pro」なる製品名が推測に過ぎないと認めたかっこうです。
またYoung氏は米MacRumorsに対し、アップルが今年「何らかの実装で」27インチのミニLEDパネルを使うことに確かな感触を得たとも語ったそうです。先日も「アップルのサプライチェーンに属する複数の会社から裏付けが取れている」との趣旨を述べていましたが、よほど自信があると思われます。
なぜ「何らかの実装」と煮え切らない表現をしているかといえば、かつて27インチ外付けディスプレイのStudio Displayを「27インチiMac Pro」と間違えていたことがあるからと思われます。
その一件をYoung氏は、自分の情報源がiMac、Mac Studio、Studio Displayが別ものだと認識していなかったため混乱したと説明していました。たしかに「プロセッサ(A13 Bionic)が載ってWebカメラが付いた」Studio DisplayはiMacと紛らわしいのかもしれません。
Kuo氏とYoung氏はどちらもアップルの未発表製品の予想につき100%に近い実績があり、2人ともサプライチェーン情報の確かさには定評があります。こうして矛盾した予想をすることは「有名アナリスト対決」でもあり、今後の展開を見守りたいところです。
Source:Ross Young(Twitter)
via:MacRumors
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