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Thursday, December 9, 2021

ミニ株(単元未満株)って何?ミニ株投資のメリット・デメリットやおすすめ証券会社を紹介 | Wealth Bridge - dancyu

「株式投資を始めたいけど最初から数十万円もの資金を使うのは不安」といった方も多いのではないでしょうか。最初から多額の投資を避けたい場合は、ミニ株(単元未満株)という制度を利用することで、数千〜数万円といった少額の資金で株式投資を始めることができます。

この記事では、ミニ株(単元未満株)の内容やメリット・デメリット、ミニ株投資をする際におすすめの証券会社などについて紹介します。

この記事でわかること

  • ミニ株・単元未満株とは何なのか
  • ミニ株・単元未満株で行う投資のメリット・デメリット
  • ミニ株・単元未満株を始める前の準備
  • ミニ株・単元未満株の取引が可能なネット証券
  • ミニ株・単元未満株おすすめ銘柄

ミニ株・単元未満株とは?

ミニ株とは、特定の証券会社や銘柄において通常より少ない資金での株取引を可能にする制度のことで、「株式ミニ投資」の通称です。具体的には『定められている株式売買単位÷10』の単位で売買できる制度となっており、たとえば元々100株単位での取引が必要な銘柄の場合、ミニ株では10分の1である10株単位から取引が可能となります。

ミニ株を含む、基準とされている売買単位に満たない株式のことを「単元未満株(たんげんみまんかぶ)」と呼びます。株式の世界における「単元」というものは株の売買単位のことを表し、日本国内の上場企業は一部を除いて1単元100株に統一されています。そのため、基本的には1〜99株までの国内株式が単元未満株とみなされます。

ちなみに、基準値に則った株式のことを「単元株」と呼びます。日本の場合、国内株式は1単元100株と決められているため、単元株は100、200、300…と単位が増加していきます。

1株あたり株価1000円の銘柄を例に挙げて、単元株・ミニ株・単元未満株それぞれに必要な資金の違いを見ていきましょう。

株価1000円の銘柄を…
単元株(100株単位)
で購入する場合
ミニ株(10株単位)
で購入する場合
単元未満株(1株単位)
で購入する場合
1000円×100株=
10万円 の資金が必要
1000円×10株=
1万円 の資金が必要
1000円×1株=
1000円の資金が必要

※取引時にかかる諸手数料は除外しております

上記の金額が、株を購入する際に最低限必要となってくる資金です。こう見ると、ミニ株や単元未満株が少ない資金で取引できることがわかるでしょう。このようなことから、ミニ株はまとまった資金が用意できない方や少ない金額で投資を始めたい方に人気のサービスとなっています。

ミニ株・単元未満株のメリット

ここでは、ミニ株投資のメリットについて紹介します。

ミニ株のメリットは、次のとおりです。

  • 少額から取引できる
  • 細かい数量のコントロールができる
  • 分散投資ができる
  • ミニ株・単元未満株でも配当金を受け取れる
  • アプリ対応の証券会社ならスマホで簡単に取引ができる

少額から取引できる

ミニ株は、通常の株式投資に比べ少ない手元資金で投資をスタートできます。一般的に日本国内の株式を買う場合は100株単位が基準であり、数万円で購入できるものもありますが基本的には数十万円、場合によっては数百万円の資金が必要です。しかし、ミニ株は最少10株単位での取引ができます。通常であれば10万円の資金が必要な銘柄もミニ株では、10分の1の金額である「1万円」で購入ができるのです。

細かい数量のコントロールができる

通常の株式投資では取引単位が100株のため、例えば1株1000円の株だと、追加購入したい場合、10万円(100株)、20万円(200株)、30万円(300株)のように、100株単位で金額が大きくなってしまいます。

しかし、ミニ株であれば1株または10株単位で売買できるため、自分の懐事情や予算に応じて細かい数量のコントロールができます。

分散投資ができる

単元株での株式投資より1つの銘柄に投資する金額を少なくできるため、分散投資をしやすいこともミニ株・単元未満株のメリットです。

例えば、トータル100株購入するに際しても、単元株のように一括で購入するよりも、時間を分散して少しずつ株数を増やしていくことで、高値掴みのリスクを抑えることが可能です。

また、ミニ株・単元未満株であれば、時間分散だけでなく、少額で複数の銘柄に投資することができるため、購入した1つの銘柄が暴落した場合があっても全体で損失をカバーすることができます。

ミニ株・単元未満株でも配当金を受け取れる

また、ミニ株・単元未満株投資でも通常の株式投資と同様に、保有株数に応じて配当金を受け取ることができます。また、銘柄によってはミニ株・単元未満株でも株主優待が受け取れる場合もあります。

アプリ対応の証券会社ならスマホで簡単に取引ができる

ミニ株・単元未満株に対応した証券会社も多くあり、スマホ操作のみで取引ができるため大変便利です。

スマホでミニ株・単元未満株の取引が可能な証券会社例

・LINE証券
・SBI証券
・マネックス証券
・auカブコム証券
・CONNECT

ミニ株・単元未満株のデメリット

ミニ株には、次のようなデメリットがあります。

  • 単元株よりも手数料が割高になる
  • 対象銘柄が限られている
  • 1日あたりの注文の約定回数が固定されている
  • 株主優待は基本的に受けられない

単元株よりも手数料が割高になる

ミニ株・単元未満株は少ない株数から購入できますが、単元株に比べて手数料が割高になります。
できるだけ手数料を減らすため、株価の安い銘柄は単元株で購入し、株価の高い銘柄はミニ株・単元未満株を利用するなどの工夫を行い、手数料を節約しましょう。

対象銘柄が限られている

ミニ株や単元未満株投資ができる証券会社、そしてその証券会社が取り扱っている銘柄は限られます。全ての証券会社や銘柄でミニ株投資ができるわけではありません。

1日あたりの注文の約定回数が固定されている

大抵の証券会社においては、ミニ株や単元未満株は売買価格を決定するタイミングが固定されています。そのタイミングは1日1〜3回であることが多く、注文可能時間の間であれば自身の判断したタイミングで取引ができる「単元株」とは勝手が異なります。リアルタイムの取引ができず、理想の価格を逃してしまう可能性がある点はデメリットといえるでしょう。

そのため、ミニ株・単元未満株はデイトレードのような短期売買には不向きであり、できるだけ長期投資で行うことがおすすめです。
長期投資であれば、1日単位の株価変動に動揺することなく、安心してミニ株・単元未満株投資が可能です。

株主優待は基本的に受けられない

ミニ株・単元未満株では、基本的に株主優待を受けることができません。
ただし、例外的に可能な銘柄もあるため、各銘柄の会社ホームページ等で確認してみましょう。

ミニ株・単元未満株を始める前の準備

ミニ株・単元未満株を始める前の準備として、取引口座の開設と、各証券会社のミニ株・単元未満株の名称の確認を行うようにしましょう。

取引口座の開設

ミニ株・単元未満株の投資を始めるにあたって、まずは取引する口座を開設しましょう。
おすすめはネット証券です。なぜなら、口座の開設や売買などの取引をインターネットで完結して行うことができるほか、実店舗を持たないため手数料が低く抑えられているからです。
さらに、ネット証券であれば、自分が好きなタイミングで手軽に取引ができたり、銘柄情報をインターネットで詳しく調べることができたりと豊富なメリットがあります。

各証券会社のミニ株・単元未満株の名称を確認しておく

証券会社によってミニ株・単元未満株の名称が異なります。
例えば、SBI証券は「S株」、マネックス証券は「ワン株」、auカブコム証券は「プチ株」、LINE証券は「いちかぶ」と呼ばれます。
また、証券会社によってミニ株・単元未満株は名称のみならず、手数料やルールなども異なるため、自分が利用したい証券会社の内容についてしっかりと確認しておきましょう。

ミニ株(単元未満株)投資ができるネット証券・ネット取引専用口座10選

ここからは、ミニ株投資のおすすめ証券会社について確認していきましょう。証券会社を選ぶ際の参考にしてください。

LINE証券「いちかぶ」 リアルタイム約定の取扱銘柄数が豊富

ミニ株のサービス名 いちかぶ
手数料 無料
※「取引コスト」として基準価格の0.2%~1.0%を上乗せ
約定 即時約定
取引時間 日中取引:9:00~11:20、11:30~12:20、12:30~14:50
夜間取引:17:00~21:00
取扱銘柄 1500以上

※2021年11月時点

LINE証券のいちかぶは、リアルタイム約定の取扱銘柄数が豊富な単元未満株です。業界大手のSBI証券は約定タイミングが固定されており、リアルタイムでの取引はできないため、LINE証券「いちかぶ」の強みといえるでしょう。往復の日中取引コストは0.4%~1.0%と業界最低水準です。

LINE公式アカウントを使ったAIチャットサポートを行っているため、困ったことがあればすぐに問い合わせができます。普段の生活でLINEアプリを使い慣れている方にとって、アプリで投資ができるのは嬉しいポイントでしょう。

LINE証券は、2019年8月のサービス開始から約2年2ヶ月後の2021年10月末にネット証券業界最短で100万口座を突破しており、勢いのあるネット証券会社といえます。
(LINE証券が調査した大手ネット証券との比較結果:SBI証券、楽天証券、松井証券、auカブコム証券、マネックス証券)

PayPay証券 1000円から優良企業の株主になれる

ミニ株のサービス名 単元未満株
手数料 東京証券取引所の立会時間内:
基準価格に0.5%を乗じた価格

上記以外の時間:
基準価格に1.0%を乗じた価格

約定 即時約定
取引時間 9時〜15時
取扱銘柄 160

※2021年11月時点

PayPay証券のミニ株は、1株単位といった株数毎ではなく、1000円から購入することができます。
投資初心者向けに、漫画で投資の基礎知識を学ぶことができるサービスを提供しており、投資家は、特定口座、確定申告、税金など株式投資に役立つ知識を分かり易く理解することが可能です。

また、取引可能な銘柄が厳選されており、日本株では、トヨタ、ソフトバンク、セブン&アイホールディングス、メルカリ、任天堂など、身近で業績の安定した優良企業の株を購入できます。

日本株だけでなく米国株にも投資することができ、アマゾン、メタ、スターバックス、アルファベット、ビザなど、世界的に有名な企業が勢揃いです。

SBIネオモバイル証券「S株」 Tポイントを使って投資ができる

ミニ株のサービス名 S株
手数料 月額220円:月間約定代金合計50万円以下
月額1100円:月間約定代金合計300万円以下
月額3300円:月間約定代金合計500万円以下
月額5500円:月間約定代金合計1000万円以下
以降、100万円ごとに1100円加算(上限なし)
約定 1日3回
取引時間 24時間注文受付
取扱銘柄 東証(買付、売却)
名証(売却のみ)
福証(売却のみ)
札証(売却のみ)

※2021年11月時点

SBIネオモバイル証券が提供している「S株」の特徴は、Tポイントを使って投資ができることです。また、1ヵ月の約定代金合計金額が50万円以下であれば、月220円(税込)で何回も取引ができます。

SBIネオモバイル証券は業界大手のSBI証券と同じSBIグループの会社であるため、Tポイントが利用できる点や、ミニ株のサービス「S株」がある点などの共通点があります。ただし、手数料に関してはSBIネオモバイル証券とSBI証券には違いがあります。SBIネオモバイル証券は「月額料金」というかたちで、最低220円から利用料金が変動する方式ですが、SBI証券には月額料金はなく、取引ごとに手数料がかかる方式がとられています。

SBI証券「S株」 口座開設数が多く初心者にもおすすめ

ミニ株のサービス名 S株
手数料 買付時:実質無料
※取引翌月下旬ごろにキャッシュバック

売却時:約定代金×0.55%(最低手数料55円)

約定 1日3回
取引時間 東証の場合
0:00~7:00:当日前場始値
7:00~10:30:当日後場始値
10:30~13:30:当日後場引け(終値)
13:30~24:00:翌営業日前場始値
取扱銘柄 東証(買付、売却)
名証(売却のみ)
福証(売却のみ)
札証(売却のみ)

※2021年11月時点

SBI証券は、同じSBIグループのSBIネオモバイル証券と同じく「S株」という単元未満株を提供しています。SBIグループはグループ全体の証券口座開設数が720万を突破しており、いわずと知れた大手証券会社です。

業界を牽引するような格安の手数料や、取り扱い商品や銘柄の豊富さなどの観点から、口座を持っておいても損はないといえるでしょう。

また、S株以外の商品・サービスも充実しており、IPO取扱実績においては、2021年3月通期の全新規上場会社数の約93.0%となっています。
SBI証券では、投資信託の購入に「三井住友カード」を利用した投信定期買付サービスがあり、毎月1回上限5万円でVポイントが0.5%〜付与されるのもおすすめできる点です。

さらに、SBI証券の口座と住信SBIネット銀行の口座を連携すると、高金利が魅力のSBIハイブリッド預金を利用することが可能です。利息は毎月発生し、毎月第三土曜日に計算され、翌日にSBIハイブリッド預金残高に入金されます。
SBIハイブリッド預金は、自動スウィープサービス(自動振替機能)があるため、面倒な操作は不要で、手数料無料でSBIハイブリッド預金残高を、SBI証券の株式や投資信託などの投資資金に自動で振替を行ってくれます。

auカブコム証券

ミニ株のサービス名 プチ株
手数料 約定代金の0.55%。最低手数料52円
約定 1日2回
取引時間 0:01~10:00:当日後場始値
10:01~23:00:翌営業日前場始値
23:01~24:00:翌営業日後場始値
休日(土・日・祝祭日):翌営業日後場始値
取扱銘柄 東証1部、2部、マザーズ、ジャスダック(買付、売却)
名証1部、2部、セントレックス(買付、売却)
福証(Q-Board含む)(売却のみ)
札証(アンビシャス含む)(売却のみ)

※2021年11月時点

auカブコム証券の特徴は「プレミアム積立(プチ株)」です。プレミアム積立(プチ株)とは、単元未満株を積み立てることができるサービスです。毎月の積立金額を500円〜1円単位で設定することができ、買付手数料は無料です。
PCで操作することはもちろん、タブレットやスマホからでも積立の設定を行うことができるため、少額から手軽に投資可能です。

また、積立指定日を自由に設定することができ、事前に登録した銀行口座からの入金手数料も無料です。

入金手数料無料で銀行預貯金口座からの自動引落し可能な金融機関

三菱UFJ銀行
三井住友銀行
みずほ銀行
auじぶん銀行
ゆうちょ銀行
PayPay銀行
スルガ銀行
大垣共立銀行

マネックス証券「ワン株」 株式の買付手数料が無料

ミニ株のサービス名 ワン株
手数料 買付時:無料
売却時:約定代金×0.55%(最低手数料52円)
約定 1日1回
取引時間 17:00~翌11:30
取扱銘柄 東証(買付、売却)
名証(買付、売却)
福証(売却のみ)
札証(売却のみ)

※2021年11月時点

マネックス証券の「ワン株」は買付手数料が無料です。NISAやジュニアNISAにも対応しており、貸株サービスも利用できます。マネックス証券の取引データに基づく独自のランキング、「ワン株取引ランキング」を活用すれば銘柄選びにも困らないでしょう。

約定タイミングは15:40ごろの1回のみと、SBI証券と比べてタイミングは少ないですが、手数料が安い点が魅力です。売却時の手数料が約定代金の0.55%(税込)という点は同じですが、最低手数料はマネックス証券が52円(税込)、SBI証券は55円(税込)と、マネックス証券が若干安くなっています。

マネックス証券は「ferci(フェルシー)」と呼ばれるSNS型投資アプリを提供しています。ferciとは、マネックス証券が提供する投資SNSと、1株から投資できる投資機能が1つになったスマートフォンアプリです。
投資SNSで他の投資家と繋がることができるため、気になっている銘柄、ニュース、分析方法など、投資について語り合えます。
また、スマートフォンで株数を入力するだけで投資できる簡単な操作性や直感的に操作できるデザインで、ストレスなく投資を行えます。

岡三オンライン証券「単元未満株」 分析ツールに定評がある

ミニ株のサービス名 単元未満株
手数料 2万円まで 220円(税込)
3万円まで 330円(税込)
※インターネット経由で取引をした場合
約定 1日3回
取引時間 16:15~翌10:30
取扱銘柄 東証(買付、売却)
名証(買付、売却)
福証(売却のみ)
札証(売却のみ)

※2021年11月時点

2021年オリコン顧客満足度調査 ネット証券 分析ツール部門で1位を獲得しており、ツールの機能や使いやすさに定評がある岡三オンライン証券でも単元未満株投資ができます。

岡三オンライン証券は、SBI証券など大手各社に比べると手数料はやや割高です。単元未満株以外には、単元株や投資信託、先物・オプション、FXなどを取り扱っているので、単元未満株と併用するのもおすすめです。

野村證券 お得なオンラインサービスと信頼性の高い投資情報の相乗効果

ミニ株のサービス名 まめ株
手数料 オンラインサービス
一律1.100%
最低手数料金額:550円
約定 1日1回
取引時間 平日6:00~14:00:当日
平日15:35~翌2:00:翌営業日
休日(土・日・祝)6:00~翌2:00:翌営業日
取扱銘柄 東証(買付、売却)
名証(買付、売却)
福証(売却のみ)
札証(売却のみ)

※2021年11月時点

野村證券が提供する単元未満株は「まめ株」と呼ばれています。野村證券は富裕層を主な顧客にしていますが、まめ株では投資初心者をターゲットに設定されています。
オンラインサービスでは、リアルタイムのマーケット情報、アナリストによるレポートなど、投資に役立つ情報を数多く閲覧することが可能です。さらに、口座を持っている方は無料でサービスを受けることができます。

野村證券は他の証券会社と比べて手数料が高めに設定されていることが特徴です。

CONNECT「ひな株」 業界大手グループ運営の安心感とかわいらしいアプリが特徴

ミニ株のサービス名 ひな株
手数料 無料
※「スプレッド」として基準価額の0.5%を上乗せ
約定 即時約定
取引時間 取引所の立会時間内ですぐに注文を執行
平日9:00~11:30、12:30~14:55

後場寄付時に注文を執行
平日11:30~12:30

予約注文(前場寄付時に執行)
上記時間帯以外(平日14:55~16:00除く)

取扱銘柄 300以上

※2021年11月時点

CONNECTは、大和証券グループが展開するアプリ証券です。口座開設から取引まで全てアプリで完結できます。CONNECTで運用できる「ひな株」は即時約定ができ、手数料はスプレッド0.5%です。

単元未満株投資「ひな株」の他にも、IPOや信用取引、積立投信などを取り扱っています。SBI証券などに比べて取扱銘柄数はそれほど多くありませんが、大和証券グループという大手の証券会社が運営するため安心感があります。

SMBC日興証券「日興フロッギー」 サイト内の掲載記事から株式が購入できる

ミニ株のサービス名 日興フロッギー
手数料 買付時:0%~1.0% ※100万円まで無料
売却時:0.5%~1.0%
約定 1日2回
取引時間 平日 朝5:00~11:30、16:00~深夜2:00
土日祝 朝5:00~深夜2:00
取扱銘柄 SMBC日興証券が指定する銘柄(約3700)

※2021年11月時点

日興フロッギーはWebサイト内の記事から株式を購入できるサービスです。SBI証券含む他の証券会社とは違い、記事を読みつつ、その記事に関連する企業の株式がそのまま買える点が大きな特徴です。SMBC日興証券の口座を持っていれば100円から気軽に投資ができ、選択するコースによってはドコモのdポイントも投資に活用できます。

企業や商品・サービス情報についての記事を読んだうえで投資判断ができるため、初心者の方も安心して利用できます。

ミニ株・単元未満株の銘柄はNISA口座での購入がおすすめ

NISAを利用してミニ株・単元未満株を買うこともできます。NISAとは少額投資非課税制度のことで、最長5年間、毎年120万円の非課税投資枠が利用できます(2023年には現行のNISAの制度が変わり2024年から新NISAとなりますが、期間と金額について短くなったり、少なくなったりする改正内容はありません)。通常、投資で得た配当金や売却益には20.315%の税金が課税されますが、NISAで得た配当金や売却益は非課税となります。

NISAには、規定の非課税枠を余らせても翌年に繰り越せないという特性があるため、できれば最大限枠を使い切りたいところです。たとえば数百〜数千円程度の比較的少額の余剰がある場合、ミニ株・単元未満株で枠を埋めるという方法があります。単元未満株は1株単位で購入できるため、NISAの非課税投資枠をギリギリまで使うことも可能です。非課税の恩恵を受けながら、効率よく資産運用ができるのです。

ただし、ミニ株や単元未満株がNISA対象かどうかは証券会社によって異なりますので、NISAに適用できるかどうか確認をしておきましょう。
(SBI証券、マネックス証券などは適用対象)

ミニ株・単元未満株の銘柄の探し方

一気に100株単位で株を購入することにためらいがある方や、少しずつ株数を増やしていきたい方は、ミニ株・単元未満株で株を購入することから始めてみましょう。

ミニ株・単元未満株おすすめ銘柄10選

おすすめ銘柄①:ニトリホールディングス(9843)

ニトリホールディングスは18期連続で増配を行っており、配当金を目的に投資している方は将来的に多くの果実が期待できる銘柄です。
また、2020年11月に島忠との経営統合が発表され、更なる事業拡大が見込まれています。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄②:GMOペイメントゲートウェイ(3769)

過去15期にわたり増収増益を達成し、これからもEC決済やキャッシュレス決済などの分野における旺盛な需要を基に堅調な業績が見込まれます。
連続増配ではないものの、安定した配当を継続しており、インカムを目的とした投資に向いている銘柄といえます。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
LINE証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄③:リンナイ(5947)

19期連続で増配中の銘柄です。海外における引き合いの高まりや原価低減効果を背景に、将来的にも業績拡大が予想されます。
ガス機器については国内トップのシェアを誇り、給湯器を始めとして、国内のみならず、アジアや米国などの海外にも積極的に進出しています。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄④:花王(4452)

国内では最長となる31期連続増配を実現しています。将来的なインカムを目的とした投資家にはおすすめの銘柄です。
コロナ禍からの回復と共に業績の拡大が期待できる銘柄です。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄⑤:マツダ(7261)

2021年3月期決算は、コロナの影響により減収減益となったものの、今期および来期については業績の回復と拡大が見込まれます。
また、2025年までに電気自動車などの新モデル投入を予定していることなどから、将来に渡って好材料が揃っています。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄⑥:東武鉄道(9001)

過去15年にわたり配当を継続して実施しており、安定してインカムを享受したい投資家にとっておすすめの銘柄です。
鉄道事業のみならず、東武百貨店、東武ストア、不動産業、東京スカイツリーなど幅広く事業を展開しています。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄⑦:丸紅(8002)

現在、財務基盤の強化に力を入れており、将来的な株主還元拡充の可能性がある銘柄です。
他の大手総合商社と比べ、同社は銅の上流権益、穀物、海外電力事業などに強みを持っています。
今期は会社計画にて増益を見込んでおり、鉄鉱石や銅市況などが上昇している足元状況を好材料に、株価上昇も期待できそうです。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄⑧:昭和電線ホールディングス(5805)

変電所用のケーブルコネクタや5G関連製品の旺盛な需要の高まりを背景に、業績拡大が見込まれています。
2021年3月期はコロナ禍の影響により減収減益となりましたが、今期の会社計画では増収増益を見込んでいます。変電所用のケーブルコネクタは競争力が高く、高い市場シェアも誇っています。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄⑨:ソディック(6143)

自己資本比率が高く、財務健全で長期保有に向いている銘柄です。
2020年12月期はコロナ禍の影響により減収減益となりましたが、今期は世界的に高いシェアを持つ放電加工機を武器に増収増益を見込んでいます。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
LINE証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

おすすめ銘柄⑩:ツインバード工業(6897)

FPSC(フリーピストンスターリングクーラー)事業がコロナワクチンで注目を浴びた銘柄です。FPSC事業での市場シェア拡大により、中長期的な業績拡大が予想されます。
FPSC事業は、モデルナにおける新型コロナワクチン向けに同社の保冷庫が使用され、厚生労働省から3億円の追加発注が発表されています。
また、ファイザーにおいても同社の保冷庫が使用可能なことが見込まれ、今後の業績にプラス材料となっています。

取り扱いがある証券会社

SBI証券
LINE証券
auカブコム証券
マネックス証券
フロッギー(SMBC日興証券)

ミニ株(単元未満株)制度は投資初心者にもおすすめ

ミニ株・単元未満投資は、購入/売却における手数料が割高になるデメリットはあるものの、少額から手軽に投資できるメリットがあります。

投資初心者の方で、少しずつ株数を増やしていきたいと考える人にとってはおすすめの投資手法です。また、最初は少しずつ株を買っていき、将来的には単元株となる100株を目指して株主優待を獲得してみるのも良い方法です。

ミニ株・単元未満株に関するQ&A

ミニ株・単元未満株に関するQ&Aを9個紹介します。

少額投資でも利益は出るの?

例えば、10万円を投資元本として、年利10%の投資ができたとすると、年間1万円の利益を得ることができます。
一方、元本が1000万円の場合、年間100万円もの利益を獲得できます。
このように、元本の大小により、同じ利率を前提とした場合リターンは大きく差がつきます。
よって、少額投資は利益を出すことは可能ですが、得られるリターンは小さくなります。少額投資をする間は、投資だけでなく、収入を増やしたり、節約したりして投資元本を拡大できるように努めましょう。

S株、ワン株、プチ株など、証券会社ごとに名称がいろいろあるが違いはあるの?

証券会社によってミニ株・単元未満株の呼び方は様々で、手数料やサービス内容も異なりますが、名称が違うだけで何れも単元未満株であることに違いはないです。

ミニ株・単元未満株を買い増しして100株になったとき、株主優待など単元株所有者と同じ扱いになるの?

ミニ株・単元未満株を買い増して単元株である100株に到達すると、株主優待や議決権行使など、一般的な株主としての権利を持つことができます。

ミニ株・単元未満株銘柄を選ぶときの注意点は?

投資初心者であれば、身近にある銘柄を選ぶことをおすすめします。自分が普段使っている商品やサービスの株であれば、事業内容についても理解が深まる上、今勢いがあって今後株価が伸びていくのかどうか判断する材料が多くあります。

ミニ株・単元未満株の始め方やメリット・デメリットは何か?

ミニ株・単元未満株は少額から手軽に株式投資を行えることがメリットです。
反対にデメリットは、手数料が割高であったり、約定タイミングが限定されていることが挙げられます。

ミニ株と単元未満株取引って比較すると何が違うの?

ミニ株は10株単位で取引するものを指します。
一方、単元未満株は1株単位で取引するものです。

ミニ株・単元未満株銘柄で株主優待は受けられるの?

一部、単元未満株の保有でも株主優待を受けられる企業もありますが、ミニ株・単元未満株では基本的に株主優待を受けることはできません。
多くの企業では、単元株である100株以上保有している株主を対象に株主優待を実施しています。

ミニ株・単元未満株で儲ける方法は?

ミニ株・単元未満株で儲けるには中長期投資がおすすめです。
ミニ株・単元未満株は約定タイミングが限定されている場合が多く、短期的なタイミングを図った投資には向いていません。

ミニ株・単元未満株でも配当を受け取れるのか?

1株でも株を保有していれば、ミニ株・単元未満株であっても配当を受けられます。

ミニ株・単元未満株この記事まとめ

ミニ株・単元未満株は1株から株を購入することができるため、少額から手軽に投資を始めることが可能です。
最初から100株一気に購入するのが怖い人や、購入タイミングを分散してリスクヘッジを図りたい人はミニ株・単元未満株を利用してみるのが良いでしょう。
また、少額投資のうちは、投資以外にも収入アップや節約を心掛け、投資の元本作りに励むことも重要です。

ミニ株・単元未満株を取扱う証券会社は多数あり、それぞれに手数料やサービス内容に違いがあります。自分にあった証券会社はどこなのか、慎重に選んで失敗しない投資をしていきましょう。

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