2年ぶりのACL出場となる川崎フロンターレがグループステージ初戦を迎える。 ここ近年、Jリーグで圧倒的な強さを誇る川崎FにとってACLは今季最大のターゲット。リーグ戦21試合を戦い、17勝4分と驚異的な数字を残している勢いをアジアの舞台でも発揮したい。何より注目は、川崎Fのサッカーがアジアの強敵相手にも通用するかどうか。極上のパスワークからの破壊力ある攻撃と即時奪回を掲げる守備で相手を凌駕する姿を見たい。 東京五輪代表メンバーに選ばれたMF田中碧が海外移籍のため遠征に帯同していないのは痛手だが、ケガで戦列を離れていたMF大島僚太が今大会からチームに合流しているのは明るい材料。それ以外にもFWレアンドロ・ダミアン、MF三笘薫、DF谷口彰悟ら、多くの注目選手を擁するJリーグ屈指のタレント軍団が日本勢ラストとしていよいよ登場する。クラブ史上初のACL制覇に向け、まずは2018年、2019年に涙を飲んだグループステージ突破を目指す。 対する大邱FCはKリーグ1部で現在4位。かつてJリーグでプレーした選手も多く在籍しており、強い対抗意識を持って臨んで来るだろう。専修大学出身のMF西翼や元韓国代表でガンバ大阪やジュビロ磐田でもプレーしたFWイ・グノも健在。川崎Fにとってグループステージ最大のライバルとなりそうだ。
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