サンワサプライが直販Webショップのサンワダイレクトなどで販売している「400-MA130」は、本体に小型ディスプレイを備えたエルゴノミクスマウスだ。カウント数や電池残量といった基本情報を表示できるほか、マウス本体だけでボタンへの機能割り当てが行なえるなど、ほかにない特徴を備えている。実機を購入したので、その使い勝手をざっとチェックする。
汎用ツールを使って既定にないボタン割り当てにチャレンジ
もっとも、これには裏技もある。それは、多ボタンマウスに任意のキーを割り当てられる汎用のユーティリティをパソコン側にインストールし、強制的に上書きしてしまう方法だ。
たとえば、左側面の2ボタンには、ブラウザの「戻る」と「進む」が割り当てられているが、ここに「Ctrl+Tab」、「Ctrl+Shift+Tab」という、ブラウザのタブを左右に移動するショートカットを割り当てれば、本製品にプリセットされていないこれらのキー割り当ても使えるようになる。
また同様に、前述の「Ctrl+W」も、ホイールボタンなどに割り当てられるようになる。今回試したWindows用フリーソフト「X-Mouse Button Control」であれば、本製品側の機能とは無関係に、こうした自由な割り当てが可能になる。
ただしこのソフトで設定できるボタンは、一般的な5ボタンマウスで搭載されているボタンに限定されるので、それ以外の本製品独自のボタン、具体的には左右ボタン手前にある2ボタンや、親指の1ボタンには、このソフトは使えない。これらのボタンについては、やはり本製品に内蔵されているショートカットのなかから選択するしかない。
実際に試した上でのおすすめとしては、左右ボタンの手前2ボタンは「コピー&ペースト」もしくは「音量の上下」という、もともと対になった機能が重宝する。また親指の1ボタンは「デスクトップの表示(Windows+Dと同じ)」、もしくは「PrintScreen」などが便利だ。とくにデスクトップの表示は、誰かが通り掛かったときに見られたくない画面をまとめて隠す、いわゆる「ボスが来た」機能のように使える。
以上のように、現状では前述のように、「割り当てたい機能を割り当てる」というよりも「用意されている機能から使えそうなものを割り当てる」というかたちになる。もともと多ボタンマウスを常用している筆者からすると、もう少し自由度がほしいと感じるが、これで十分という人もいるはずだ。利用経験によってこのあたりの評価は大きく変わるだろう。
アンダー5千円にしてはおもしろい製品、中級者までのユーザーにおすすめ
一般的に、エルゴノミクスをアピールする製品のなかには、はじめて手に持ったときは握りやすいと感じるものの、しばらく使い続けると違和感がじょじょに増し、1週間も経つとすっかり使わなくなってしまう製品も多い。初見での評価があてはまりにくい製品と言える。
その点で本製品は、今回2週間ほど使ってみたかぎりでは、初見時の印象はその後も変わらず良好で、手首への負担も少ない。その形状ゆえ本体を持ち上げにくいのと、手が小さい人にはあまり適さないであろう点は要注意だが、使いはじめとその後とで印象がガラリと変わる心配はしなくてよさそうだ。
現時点では前述のように、ショートカット割り当ての自由度の低さが足を引っ張っている感はあるが、それは自由度の高いマウスと比べるからであって、ディスプレイによる情報表示のわかりやすさや、Bluetoothと2.4GHz帯のどちらも使える点も踏まえると、5千円を切る価格のわりにはおもしろい製品だ。中級者までのユーザーに、おすすめできるエルゴノミクスマウスと言えそうだ。
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August 29, 2020 at 04:10AM
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本体にディスプレイを搭載、電池残量表示やボタン割り当てが行なえるエルゴマウス - PC Watch
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