地元メディアが前向きに捉える。「才能溢れるタレントはたくさんいる」
イギリスメディアの『リバプールエコー』はこのほど、「リバプールのヴェルナーに対する決断から恩恵を受ける8人の選手」と題した記事を掲載した。そのなかでイングランド・プレミアリーグのリバプールがRBライプツィヒに所属するドイツ代表FWティモ・ヴェルナーの獲得を失敗したものの、それは南野拓実にとってプラスに働くはずだと期待を寄せている。
以前からリバプール行きが噂され、ドイツ人指揮官ユルゲン・クロップ監督と『相思相愛』と言われてきたヴェルナーだったが、新型コロナウイルス感染拡大により状況は一変。リバプールは放映権料や無観客試合による収入の減少により、苦しい経営状況に。レギュラーを確約できないヴェルナーに「5100万ポンド(約69億円)」と言われる高額な移籍金を払うことには否定的だった。
ただ、実際、ヴェルナーを獲得できなかったとしても、レッズはすでに才能溢れる選手がオプションとして控えていて、進化を遂げるはずだとも分析。その一人として南野が挙げられ、「前線の3つのポジションはどこでもプレー可能。攻撃的MFのポジションもこなせる能力がある」と評価する。
「RBザルツブルクから1月に獲得した南野は、イングランドのフットボールに適応し続けているため、プレミアリーグの出場機会は5試合に留まっている。彼は前線の3つのポジションをどこでもプレーできて、攻撃的MFのポジションもこなす能力を備えている。
もしもヴェルナーを獲得していれば、クロップはまずベンチからのオプションとして起用していただろう。しかし、この日本代表の多才さはチームの貴重なオプションになり得て、アンフィールドで地位を確立できれば、より重要な役割を果たすことになる」
そのように、南野の2年目に期待が寄せられている。
その他には、トップチームからFWヴェルダン・シャキリ、FWディボック・オリギ、MFナビ・ケイタの3選手、アカデミーからMFカーティス・ジョーンズ、FWハーヴィ・エリオット、さらに現在ローン移籍中のFWハリー・ウィルソンとFWライアン・ブリュースターの名前も挙げられていた。
南野はリバプールでリーグ5試合(138分)に出場し、まだゴール、アシストを記録できずにいる。リーグ戦は移籍後初となる2試合連続での出場を果たし、30年ぶりのリーグ制覇に貢献した。
今後は若手にチャンスが巡ってくる可能性も考えられる。与えられたチャンスでクロップ監督にレッズのサッカーに適応している姿をアピールし、この後半戦、リバプールでの序列を変えていけるか。
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[文:サカノワ編集グループ]
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June 29, 2020 at 03:15AM
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「より重要な役割に」リバプールのヴェルナー獲得失敗は南野にとってプラス材料 - SAKANOWA株式会社
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