■ミニトマトの酸味で爽やかで軽い生姜焼きに! 真っ赤なトマトは見ているだけでも元気になりそう。実は漢方や薬膳では「似類補類」といって、似たような形のものや同じ部分を食べるとその臓器の機能が高められるという考えがあります。トマトは半分に切ると心臓に似ていることから心臓にいいという説があります。トマトにはリコピンがたっぷり。強力な抗酸化作用で夏バテもふきとんでしまいそう。 □ミニトマトと豚肉の生姜焼きのつくり方 ◇材料 (2~3人分) 豚薄切り肉:200~250g ミニトマト:6~8個 玉ねぎ:大1/2個(120g) ★ たれ:(混ぜ合わせる) ・ 醤油:大さじ2 ・ みりん:大さじ2 ・ 生姜:大1片分(すりおろし) ・ にんにく:1/2片分(すりおろし) ・ 酢:小さじ2~大さじ1(バルサミコや黒酢を使うとよりおいしい) 片栗粉:適量 サラダ油:適量 貝割れ大根:適量(付け合わせ) : (1)下ごしらえ 豚肉を半分に折り畳み、手で軽く押さえてのばす。ミニトマトはへたを取る。玉ねぎは厚さ5mmの薄切りにしてほぐす。 (2)粉をはたく 焼く直前、豚肉の片面に片栗粉を薄くはたく。 (3)玉ねぎを炒める 熱したフライパンにサラダ油小さじ2を入れ、玉ねぎを中火で炒め、透き通ってきたら取り出す。 (4)豚肉を焼く 3のフライパンにサラダ油小さじ2を足し、豚肉を片栗粉のついている面を下にして焼き、焼き色がついたら上下を返して焼く。 (5)ミニトマトを加える ミニトマトを加えてたれを回し入れ、火を強め、水分をとばしながらたれを豚肉にからめ、途中3も加えてとろみがつくまで炒め合わせる。 (6)盛りつける 器に盛り、貝割れ大根を添える。 --------------- ――教える人 「植松良枝 料理研究家」 料理研究家。季節感あふれる食と暮らしを提案。忙しい合間を縫って、自らも畑を耕しながら日本の四季を大切に思う。それぞれの季節に寄り添いながら、体の養生を考える。日本ならではの和の味だけにとどまらず、世界を食べ歩いた経験をフルに活用したオリジナリティーあふれる料理が得意。『春夏秋冬 土用で暮らす:五季でめぐる日本の暦』(主婦と生活社)、『バスクバルレシピブック』(誠文堂新光社)など著書も多数。 --------------- 文:中村裕子 写真:野口健志 ※この記事の内容はdancyuムック四季dancyu夏の定番。に掲載したものです。
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June 30, 2020 at 09:00AM
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