マジョルカは30日、スペイン1部リーグ第33節で残留争いの直接のライバルであるセルタをホームに迎え撃つ。スペイン紙は日本代表MF久保建英(19)について、9試合連続の先発出場を予想した。

スペイン紙マルカはシステムについて、1-3で敗れた前節ビルバオ戦の5-3-2から4-4-2に変更すると予想。久保を右サイドハーフに配置して、イドリス・ババ、サルバ・セビージャ、ダニ・ロドリゲスと中盤を形成させ、クチョ・エルナンデスとブディミールを2トップで起用すると予想している。

ビセンテ・モレノ監督はホームゲームのため、いつも通り試合前日に招集メンバーを発表しなかったが、クトリス、ファブリシオ、ペドラサがケガで招集外になると見られている。

久保は今シーズンここまで、リーグ戦29試合(先発18試合)、1843分間出場し、3得点2アシストを記録している。

リーグ戦再開後、5試合を戦い、1度も勝利のないマジョルカのリーグ戦成績は、32試合7勝5分け20敗の勝ち点26で、降格圏内の18位。一方、セルタはここ4試合負け知らずで、前節は2位バルセロナ相手に2-2で引き分け、勝ち点34で残留圏内の17位につけている。

マジョルカにとってセルタは今季前半戦、2-2で引き分け、アウェーで初勝ち点を獲得した相手だった。しかし今回、勝ち点差が8に開いているため、残り6節で日々、可能性が低くなる残留に向け、絶対に勝たなければならない対戦となる。

(高橋智行通信員)