「映画文化に触れる機会が失われてしまう」と、クラウドファンディングへの協力を呼び掛ける大野信浩総支配人（右）ら＝岐阜市日ノ出町、シネックス
◆クラウドファンディング開始
新型コロナウイルス感染拡大の影響で経営が打撃を受けている全国の小規模映画館を守るためのクラウドファンディング「ミニシアター・エイド（Ｍｉｎｉ－Ｔｈｅａｔｅｒ ＡＩＤ）基金」が始まった。映画監督らが支援を呼び掛けており、集まった資金は全国の小規模映画館に寄付される。岐阜県内では岐阜市日ノ出町のシネックスと岐阜ロイヤル劇場が寄付を受ける予定で、大野信浩総支配人（６０）は「柳ケ瀬商店街とともに育ってきた岐阜の映画文化を守りたい」と協力を呼び掛けている。
クラウドファンディングは、映画監督の濱口竜介さんと深田晃司さんら有志が立ち上げ、１３日にスタートした。開始から３日間で目標額の１億円を突破し、全国でミニシアターを支える動きが広がっている。５月１４日まで受け付け、集まった資金は全国のミニシアター（４月１６日時点で８７劇場７４団体）に寄付される。
シネックスは、岐阜新聞社と共同で企画する「岐阜新聞・映画部」のイベントで両監督が来場した縁などから、寄付を受けることになった。急速な感染拡大に伴って県内で外出を控える動きが広がり、シネックスの３月の売り上げは前年と比べて半減、４月は９割減になる見込み。県の休業要請を受けて１８日から５月６日まで休館に入った。岐阜ロイヤル劇場は４月８日から上映を休止している。
大野総支配人は「お客さんや配給会社のために何とか営業し続けたかったが、５月６日まで休業する。大変残念」と話す。再開については、感染拡大の状況を見ながら判断していく。
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April 19, 2020 at 06:23AM
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ミニシアター支援を 臨時休館、経営に打撃 - 岐阜新聞
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