香港警察は30日朝、2014年に香港で民主的な選挙制度を求めた大規模デモ「雨傘運動」の元学生リーダーの黄之鋒氏(22)と元幹部の周庭氏(22)を拘束した。容疑など詳細は不明。2人が幹部を務める政党「香港衆志」が発表した。
31日には、民主派団体が民主的な選挙の実現を求める大規模デモを計画している。黄、周両氏の拘束に対し、民主派からの反発が強まりそうだ。警察は31日のデモと集会を不許可としたが、主催者側は強行する可能性が高い。
黄氏は雨傘運動で、裁判所の占拠禁止命令に違反した法廷侮辱罪で禁錮2月の実刑判決を受け、刑期を満了して今年6月に出所したばかり。周氏は日本語に堪能で広報担当の役割も果たしてきた。
一方、香港警察は29日、香港当局から活動禁止令を受けた独立派政党の陳浩天元代表も暴動罪などで逮捕した。31日の大規模デモを前に、強硬姿勢を強めている可能性がある。【香港・福岡静哉】
2019-08-30 04:11:00Z
https://mainichi.jp/articles/20190830/k00/00m/030/089000c
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